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皆さん、こんにちは。
売れプロ10期生で企業内診断士の鬼頭です。
最終回ブログの題材は、「中小企業白書」の2022年版から感じた点を記載させて頂こうと思います。
最後までお付き合い下さい。
2022年版中小企業白書では中小企業に於いても付加価値向上を行うために
有形資産への投資だけでなく無形資産への投資を促すことが記載されております。
具体的にはブランドの構築・維持へ取組みをしている企業の方が取組みを行っていない企業に比べ、ブランドが取引価格の維持・引き上げに寄与しているというアンケート結果等を使い無形資産への投資効果を述べています。(中小企業白書2022-P193)
04Hakusyo_part2_chap2_web.pdf (meti.go.jp)
さらに白書では2021年に特許庁が発行した「中小企業の為のデザイン経営ハンドブック みんなのデザイン経営」を取り上げていますが、このハンドブックの内容は企業人としても参考になると思いましたので以下に感じた点を記載いたします。
参照情報:中小企業のためのデザイン経営ハンドブック(発行元:特許庁)
chusho-handbook.pdf (jpo.go.jp)
このハンドブックの中ではデザイン経営を9つの要素に分解していますが、筆者は「会社の人格形成」というフレームに分類された以下の3つの要素に注目しました。
・Mission:意思と情熱を持つ
・Identity:歴史や強みを棚卸する
・Vision:未来を妄想する
この3項目は即ち、ピーター・F・ドラッカー氏が提唱した「企業の経営方針」と同義であると解釈でき、デザイン経営という言葉からパッケージや企業ロゴ等目に見えるモノにアテンションを高める経営と考えがちですが、そうではなく、以下の様に経営をデザインする事だと筆者は理解しました。
Missionは企業として使命が何か
Identityは提供できる価値が何か
Visionは目指すべく未来の姿が何か
つまりは企業としての羅針盤を形成し、その上でデザイナーの視点を取り入れ、ブランド構築とイノベーション向上を図る取組みこそがデザイン経営(≒経営をデザイン・立案する)である。
更に企業が設定するパーパスも組合せることで他社と差別化し、存在価値向上につなげ企業業績拡大を目指しましょうというメッセージが込められていると受け取りました。
これらの視点は企業内診断士としても活用できる内容ですので、中小企業白書は企業内診断士にとっても多くの情報が詰まった一級の資料であると改めて実感しましたので今後も定期的に目を通すようにしていきたいと思います。
以上で今回のブログの本文を終了させて頂きます。有難うございます。
最後になりますが、
大塚商会の理論更新研修で青木塾長に出会え、売れプロへ参加させていただき、全10回の講義を聴講できたことは本当に貴重で、筆者にとってターニングポイントであったと強く感じております。青木先生へは感謝の言葉しかございません。本当にありがとうございました。
併せて事務局の皆様と売れプロ10期同期の皆さんが居なければ最後まで楽しく走りきることが出来ませんでした。どうも有難うございます。
売れプロの魅力は沢山あります。ただ、結局は売れプロに参加しなければ感じることも得ることも出来ないと思いますので、是非「売れプロ」の門を叩き御自身で売れプロの魅力を実体験してみてください。
全10回のブログをお読みいただき有難うございました。