アニメ動画の制作はいかがですか! | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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皆さん、こんにちは! 売れプロ10期生の横溝正彦です。

 

 まだ、雪の降る日もありますが、厳しい寒さがそろそろピークを過ぎようとしています。

今日、冬季オリンピックが閉幕しますね。皆さん、日本選手の活躍を楽しまれましたでしょうか。

 

 さて、最近在宅時間が長くなっていることの影響で、自宅でYouTubeを見る機会が増えました。

健康・ビジネス・旅行・趣味・教育など、私たちに身近なテーマでためになる動画がたくさん公開されています。TVや新聞では得られない、違った雰囲気の情報を得ることができます。

 

【アニメ動画の作成に挑戦】

 そんな中で、実は私も昨年、10分間程度のアニメ動画を試作してみました。

初回の試作品ですので、公開するほどの出来栄えではありませんが、作り方はそれほど難しくありません。

 市場には、たくさんのアニメ動画作成ソフトが出ています。最初の1~2週間は無料お試し期間なのですが、その後は契約しないと、アクセスできなくなってしまいます。私は、使い勝手と価格など5~6社を比較して、1社を選びオンラインで期間契約をしました。無料お試し期間中に、使い勝手を確認するために1分間程度のアニメ動画を試作し、まあまあ自分にもできそうかなと思い契約に踏み切りました。

 

 ソフト作成画面では、いろいろな場面の図柄、人の喜怒哀楽、多くの職種のワークスタイル、形、文字などなど、膨大な図柄やイラストが利用できます。ドラッグ&ドロップで制作できますので、慣れてしまえば比較的簡単です。クラウド型のソフトが多く、使用するにも便利です。高価格のソフトでは、セリフを言っている間キャラクターが口を動かす連動型や、自分の表情をそのままアニメーションにできるお洒落ソフトもあります。そんな動画制作を楽しんでいる時に、イラストやキャラクターの著作権はどんなことに気を付けたらよいのかなと、考えてみました。

 

【気をつけるコト】

 整理しますと、

「キャラクター」という言葉の定義を、まず意識することが大切ですね。一般にキャラクターとは、「性格や性質、持ち味など」と共に、「小説や劇などの登場人物(マンガなど)」を指します。

著作権法で守られているのは著作物です。

 

 では、著作物とは何でしょう。

著作権法第2条第1項第1号に、「著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって、文学・学術・美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義されています。つまり、厳密には判断が難しい内容が多いようですが、簡単に理解しますと、「言葉や文学、表現された形や文字、音楽、視覚的に分かるように表現されたもの」と解釈できるのではないかと思います。

 

 では、マンガキャラクターの性格や性質、持ち味、能力はどうでしょうか。文章の表現についてではなく、キャラクターという面でお考え下さい。例えば、

「その主役は、水兵のセーラー服を着て、両腕に錨の入れ墨をしていて、パイプたばこを口にくわえているんだ。女の子をめぐって恋敵の図体の大きな男子がいるんだけど、いつも最初は腕力で負けるんだ。でも最後は、急にパワーが出てきて、恋敵をやっつけるんだ。」といった描写はどうでしょう。

この主役は、人物のイメージはできますが、抽象的な表現にとどまっています。特徴や性格はある程度イメージできますが、主役自体を著作物というには難があります。理由は抽象的なイメージや概念・能力という範囲であって、著作権法に規定された「定義」を満たしていないからです。

 

 一方、イラストや図柄・マンガで表現されたキャラクターはどうでしょう。こちらは、立派な著作物です。

 YouTubeやゲームソフトなどに出てくるイラストや動画キャラクターは、表現されていますので著作物になります。そのため、自分で家庭内で、真似してイラストを書いて遊んでいる程度では問題になりませんが、公表してはいけませんし、他人に見せたりすることは控えたほうが無難です。

 

 ネットには無料で使えるイラスト素材があります。ですが、安心して使用して良いかどうかは、注意して考える必要があります。

無料素材であっても、作者は著作権を放棄しているわけではなく、「無料で使う」ことを許容しているだけである場合が多いのです。

「無料」と「著作権放棄」とは全く異なる概念です。

 「無料使用可」の場合でも、使用方法を制限しているケースもあります。例えば「商用利用は不可、改変禁止、作品のクレジットを

表示すること」、など注意事項を丁寧に理解する必要があります。「著作権フリー」と書かれていたとしても、著作権の侵害にならないようにちょっと立ち止まって考えてみることは意味があることです。自信が持てない場合は、慎重側の判断をすることが無難です。

 

【まとめ】

 WEBマーケティングや、プロモーションにおいて、無料素材を利用する場合があるかも知れませんが、こんなことを少しお考えいただくと宜しいかと思います。

ついでに自作のプロモーション用のアニメ動画を作られてはいかがでしょうか。

 

 ちなみに、私が利用契約したアニメ作成ソフトは、契約期間中に提供されている自分が作成したアニメ動画を公開したり、商用利用することを認めています。私の場合、まだ自分のスキル不足で、公開できるほどの作品が作れていないところがもどかしいところです。

 

 お時間がありましたら、皆さんも何かオリジナル作品を作ってみられてはいかがでしょうか。制作すること自体が、趣味として結構楽しめますよ・・・。