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売れプロ9期 岡本 賢です。こんにちは。
前々回、共感力について投稿しておりますので今回は反省力について、まさしく自分の反省も踏まえて触れておきたいと思います。
ビジネスパーソンなら誰でも起こし得るミスや失敗は、時として周りに迷惑をかけることがあります。私自身、過去に何度か手痛い経験があります。しかし、このような時に“反省力”を発揮すれば、イメージを落とすどころか、その後に応援してもらえるほどの好印象を残せると言います。「反省は自分自身でなく、相手中心に考える」という視点が必要になります。例えば、わかりやすい極端な例では土下座や坊主頭。本人は十分な反省を示したつもりでも、自分中心の発想となります。相手に「ここまでしているのだから、許してくださいね」と一方的に押しつけていることになります。相手は「そこまでやれとは言っていないのに」と心理的な負担を感じ、不快感や反発感を抱きかねないことになります。
好印象を与えるチャンスは、ミスや失敗が発生した直後の「謝罪」、1人で冷静に振り返る「内省」、そして「翌日以降の振る舞い」の各段階にあります。「謝罪」では言い訳をしないようにして、ミスや失敗の経緯についてのやたら詳しい説明も避けた方が良いでしょう。自分を守るために言い訳を口にしてもそれは「自己肯定」、つまり「他者(=相手」否定)であり、相手の気分を害してしまうことになります。説明を詳しくすればするほど、相手は「回りくどい」と感じて「ひょっとして、なにとかごまかそうとしているのでないか」と疑い始めます。
「内省」は感情を排して、ミスや失敗の原因や事実関係を客観的に分析し、改善策を練ることが大事です。原因を正しく把握できれば、同じミスや失敗の繰り返しを防げます。
ミスの直後は動揺しているケースもあり、主観や非論理的な視点が入りやすくなるので、少し時間をおいてから取り組む方が良いようです。
「翌日以降」は、迷惑をかけた相手との接点を自分から増やしていくことが大事となります。失敗にとらわれすぎずに、腐らず、前向きなことをアピールすれば、相手は「大丈夫だな」と安心します。気まずさや恥ずかしさもあり難しいと思いますが、「相手中心、相手中心」と自分自身に言い聞かせることも必要となります。
今回は反省力について考えてみました。皆様の日頃の活動の参考に少しでもなれば幸いです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。