65歳からの中小企業診断士 -7 ~診断士二次試験 二度死ぬ~ | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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 みなさま、売れプロ9期生の林順一です。 6回目のブログで、60歳のときに、診断士の受験勉強を始め、一年後一次試験に合格した、というところまでお話をしました。

 

 一次試験は、毎年8月上旬。一次試験が終わってから二次の準備に取り掛かりましたので、10月下旬の二次試験まで2か月半(11週間)しかありません。8月末の最初の練習問題は14点とか9点、学校の授業と過去問だけで、型も決まらずフワフワした気持ちで1回目の二次受験、全く手ごたえもなく、あえなく玉砕。二次試験が終わるとすぐに受験校二次本科のパンフレットを手に取りました。

 

 同じ大手受験校の二次本科コース、4クラスの無料授業を受け、合格率が高いと噂のクラスに決めました。それまで黙々とクラスに通うだけで、試験に関する情報交換をする友人もいなかったので、この時点では、「過去11年通算の合格率48%を誇る、あお先生の二次合格スーパー本気道場」はもちろん、大手校以外の二次専門塾の存在すら知らなかったのです。情報収集は大切ですね。

 

 入った50人程度のクラスでは、授業の他に13人で勉強会を作り、毎土曜の授業が終わってから夜の8時半まで事例を解き、毎月100時間の勉強時間を確保するという会の決まりもつくり頑張りましたが、結局、2年目も不合格。来年一次からやり直すか、養成課程に進むかの選択を迫られました。

 

 その時、気づいたのは、勉強会の13人の中から4人が二次試験に合格し、そのうち3人の共通点は、30代後半の理系の人という点でした。二次試験は、出題意図を読み取り、短時間で論理的整理を行い、決められた字数で、必要事項を盛り込まなければなりません。二次試験には、ビジネス経験は役に立たず(却って、設問から離れ経験、思い込みから判断する失敗を犯す可能性がある)、素直に設問を分析、判断し、論理的思考ができる人が有利であると感じました。

 もちろん個人差があり、60代、70代でもスマートな頭の持ち主はたくさんいらっしゃいますが、前回ご紹介した「高齢者の労働能力」(斎藤一、遠藤幸男著)にあるように、分析力と判断力は20~24歳ないし最高期を基準としてみたら、59歳までに77%以下に落ちた、フツーの文系ジイサンの私は、こりゃ試験合格はハードル高いわいと悟った次第です。

 

60歳以上で中小企業診断士を目指す方へのアドバイスです。

  ①一次の勉強は、自己管理ができれば独学、通信でも可。もちろん通学も良し。

  ②二次試験突破を目指すなら、個人指導可能な少人数の塾・道場が良い。

  ③二次試験では、設問・理論に忠実に対応、これまでの経験、持論を使わない

  ④登録養成課程も視野に入れる

 

次回は、登録養成課程のメリットについて書きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。