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みなさま、売れプロ9期生の林順一です。 2回目のブログで、60歳のときに、「働きながら中小企業診断士の資格を取って、65歳でコンサルになる」 というプランを立てた、と書きました。
このプランには、コンサルになるまでの過程でも、いくつかのメリットがありました。
① 試験勉強で学ぶ内容が経営企画の仕事をする上での基礎知識として使えた
(経済学・経済政策は中小企業の現場では使う機会がないですが、コンサルの教養ですね)
② 毎日、自ら立てたキャリア計画に沿って進んでいるという実感、方向感を持てた
③ 新しいことを学んでいる、という気持ちが毎日を前向きにしてくれた
④ 二次試験対策の13人の勉強会では30~40代の仲間と同じ目標に向かっているからこそ、
交流を深め、毎週顔を合わせ若い気持ちになれた(仲間は迷惑だったかも知れませんが・・(笑))
特に①、②はビジネス系資格ならではのメリットだと感じます。
気持ちは前向き。問題は、年齢による体力以外の機能低下です。
「高齢者の労働能力」(斎藤一、遠藤幸男著)という本に、20~24歳ないし最高期を基準としてみた55~59歳年齢者の各機能水準の低下について書かれています。生理的機能は早い時期から低下が始まり、視力、聴力、平衡感覚は、それぞれ63%、44%、48%に低下します。これは分かるような気がしますが、試験に直接関係しません。しかし、試験に必要な、記憶力、学習能力、計算能力は、それぞれ53%、59%、76%まで低下するそうです。
ひえー!これで若い人たちと同じ土俵で戦うの!? と思われるかもしれませんね。
ご安心あれ、確かに新しいことを覚えるのに以前より時間がかかったり、忘れやすくなっていますが、中高年ビジネスパーソンは、これまでの業務経験から一次試験問題の3割はおおよそ判断がつきます(あくまでも私の感覚ですが)。あと3割をとるために繰り返し頭に叩き込む!私が一次試験を受験したのは2016年(合格率が17.7%と特に低かった年ですね)ですが、1年間、資格学校に通い、なんとか一発合格を果たしました。
ここまでは、順調! ひょっとして、ストレート合格? 渋谷のセルリアンタワーが脳裏に浮び、合格体験記になんて書こうか、など勝手に妄想が膨らむ楽しい時期です。
しかし、二次試験は甘くない、先の本によると、分析と判断力、字を書く速さは、それぞれピークの77%、57%に落ちてしまうのです。それからの苦労は、次回に。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。