お菓子食ってる場合じゃない。 | 勝負師  藤咲美優

勝負師  藤咲美優

私は父親じゃない。母親じゃない。親なんだ。

金曜に、
私の担当のお客さんの立ち会いを工場の中でしていたのさ。


ふと、
お客さんを見たら、
不二家のホームパイを持っていたのさ。
小袋の1枚入った赤いやつね。
あと飴を1つ。

工場の立ち会いは時間かかるから、
おやつ持ってきたんだなーって思ったのさ。



でも、
ふと冷静になって考えたら、
取引先の工場の中で見学するのに、
お菓子を持ち込むわけないのさね。


もしかして⁉
って思って、
お客さんに「そのお菓子、もしかして誰かにもらいました?」って聞いたら、
「おじさんにもらいました。」とのこと。

やっぱり!!


工場の中で、
立ち会いをしている真っ最中のお客さんに、
工場のオッサンがお菓子渡していたのさ!


普段から、
工場の中で歩いているとおじさんに飴とかチョコ渡されてさ。


もらって、
持ち帰って捨ててるパターンなんだけどね。

まさか、
取引先の人にまで渡すなんて。


異物混入やらなんやら、
厳しい時代に、
パイのお菓子食べながら、
製品作っていますとか言ったら、
普通に取引停止だよ。

営業の係長に、
工場の人がお菓子持ち込んでいるのをお客さんに渡したって報告したら、
「前にバナナを工場の○○さん持っていたの見たよ。」って言い出してさ。


もう、
ありえなさすぎて。


おやつは食堂で休憩時間に食えよ!

わざわざ、
コロコロして、
エアーシャワーして、
その先の工場の中でお菓子持ち込んで食べていたら、
本気で頭が悪いとしか言いようがない。


コロコロや、
エアーシャワーの意味を理解してないで、
ただやらされているだけだから、
こうなるのさね。


私が取引先なら、
こんなとこに仕事出さないわー。