税理士試験の税法科目(理論)の
個人的な難易度について
※勉強したことがある科目
消費税法(合格)、法人税法(合格)
相続税法(合格)、国税徴収法(不合格)
■ 個人的な難易度
消費税法 < 法人税法
< 相続税法 <<< 国税徴収法
不合格および撤退の国税徴収法は
私の中で最難関科目
国税徴収法、理論が一番覚え難い
他の3科目は
①理論と計算をリンクさせて
②理論と実務上の処理をリンクさせて
繰り返し読めば理解と暗記ができ
計算問題を解けば、『ここは、あの理論』だと
『計算 ⇔ 理論』の相互で確認ができる
各税法科目の感想は下記となります
※注意
財務諸表論を
難易度1(やさしい)とする個人的判断
■消費税法
難易度:2(比較的やさしい)
実務上、超重要
当時テキストの理論は42題
・計算問題の説明みたいな理論が多い
・同じ言い回しが多い
・理論が42題と少なくやる気が出る
・暗記精度は、相続税法ほどの要求なし
試験合格、大学院免除どちらを目指すにしても
実務面
合格しやすさ(受験者層、受験者数)
から考えて選択した方がいい科目
大学院免除の同僚の大半が消費税法を選択
(10人中8人)
■法人税法
難易度:3(難しい)
実務上、避けては通れない税法
・『法人税法22条とその仲間たち』的な作り
・消費税法に比べて文章が短く覚えやすい
・一語一句の暗記を要求されなかった科目
・要点をまとめ説明する練習が必要
法人税法は、テキストが分厚いけど
単語以外はほぼ同じ言い回しのものが多い
会計事務所で働くなら
法人のお客様を見ないことは不可避
相続(資産税)専門の会社で働いても
資産家の資産管理会社
事業承継関連で合併等
を見ることになる
試験合格者で、法人税法を選択しなかった
同僚は1人だけ
■相続税法
難易度:4(やや難しい)
実務経験があれば重宝される税法
・法律の適用関係がわかりやすい
・理論が消費税法に比べて覚えやすい
・消費税法、法人税法に比べ受験者のレベルが高く
超高精度暗記を要求される(気がした)
・似た作りの条文が多くて覚えやすい
難易度4の理由は
受験者層と超高精度暗記
税法経験者が集ってくる科目
上位10%に一度も届かなかった科目
一字一句の暗記が大変だった科目
先生の細かい添削に頭にきた科目
つらい思い出
■国税徴収法
難易度:5(最も難しい)
勉強時間が少ないと噂される科目
・理論がとにかく覚え難い
・計算がほぼないので関連付けできない
・想像力がないとストーリーで覚えられない
・勉強時間の少なさ≠暗記のしやすさ
配当計算しか計算項目がない国税徴収法
想像力のない私は、ストーリーを組み立てられず
まったく暗記(長期記憶)が
できませんでした
目標勉強時間の少なさは
授業時間の少なさであって
理論暗記のしやすさとは全く別
ただし、法律の内容は大変面白い謎な科目
『国税徴収法は勉強時間が少ないらしい』
そんな甘い誘惑に誘われて
1年を無駄にした私
時間を無駄にしたくないなら
国税4法のどれかを選んだ方がよい
とアドバイスします