初めての愛車

私が初めて買った愛車
ランボルギーニ・カウンタック
ディーラーオプションで 消しゴム機能を付けました
ええ
世代ですからね
*
昨年の秋 実家に帰省の折 持ち帰りました
自身でもすっかり忘れていたものです
昔 使っていた机の引き出しの奥から・・・
いいえ
普段 両親が多くの時間を過ごしているであろう居間の
明るい窓際の飾り棚 蘭の鉢や写真立ての間
比較的 目につく場所になぜか置かれていたのです
それにしてもと
「 どうして これが ここに ? 」
と 問うてみるも
父も母も なぜだか無反応でした
*
室内を見ても 確かにそれほど変わった風でも無く ただ時が過ぎているような
かなりくたびれたテーブルクロスの柄も 古い記憶に残っているもので
老いた父母の つつましく 穏やかに流れる時間を想いました
けれども それは
ただ単に 変わり映え無く 貧しく
暮らしているということだけでは無いことも
充分 承知している積もりです
「 これ 持って帰ってもいいかな ? 」
「 それはあんたのでしょ 」
と
母
ただでさえ
どうも落ち着かなくなってしまった実家で
こんなものを見つけてしまったりすると
なんだかなんとも切ないような
そんな気分にさせられてしまったのでした・・・
*
今のところ
最初に買ったこの一台が 最高級車です(笑)
「 つぶやきの音符 」 薬師丸ひろ子