夏への扉 | 一疋の青猫

夏への扉


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ハインライトの 小説 よろしく


猫と乗る タイムマシン


遡る時間 と 甦る記憶


子供の頃に 読んだ 古いSFは


フィクションではなく


胸躍らせる 希望の 未来図だった・・・


*


左右に 近付いては また遠く


流れ去る 煙突や 家並のように


途切れること 無く 過ぎて来た時間 そして 見送った日々


振り返れば 降り積もる 散り敷かれた 花弁のように


いや


掬いあげても さらさらと こぼれ落ちる 砂粒のように





すべてのものに 目を閉じて 振り切って


踏み出した その 一歩は


後悔と嫌悪と 引き換えに ここからの 眺めを 与えたのだから





走りなれた 緩やかなカーブ


しばらく 過ぎれば 港が見える


やがて 海に掛かる 白い橋は 緩やかな勾配で


空の青 と 海の青


繋いでは まっすぐと 伸びてゆく





その 向こうに 浮かぶ雲


雲の 向こうに 夏への扉







「 Rocket Brothers 」   Kashmir

※ 少し 淋しいですね