しばらく何もしたくなかった。ちょうど国民の祝日を含む連休なのがよかった。
30日、診察。帰宅しているのでいつもの担当医のいる病院。当然ながら心臓疾患の数値が悪化している。しばらくは安静、とはっきり告げられる。おくすりの量が増えた。

気晴らしにと立ち寄ったランチがよかった。チェーン店だがポトフ、サラダ、などがちょっとずつ盛ってあって、勿論手作り、ご馳走様でしたと笑顔で店員に心から告げられる御膳だった。

住所変更の手続き。すぐに済むと思っていたので、残る時間は床屋に行くか、予約が取れれば歯医者と考えていた。ところが手続きが終わらない。受付には相変わらずビニールシールドが深く垂れ下がっており、声が聞こえない。何度も聞き返す。見兼ねてビニールシールドをばっと取りのけて受付は話してくれてやっと意思疎通が叶う。何だかんだとマイナンバーカードの記憶している暗証番号まで書き留めさせられて賞味1時間以上。時間かかりすぎです、と文句。結局予定していた床屋も歯医者も行けず。

気を取り直して歯医者に予約。左下の葉を以前抜いていたのだが、ついに抜いた歯の横の歯がグラグラし始めたというので固めてもらう。お薬いりませんと最初に告げたのによく伝わってなかったようで、

処方せん受け取ってしまう。

次の日は補聴器の調整に。ついでだからゆうちょのデビットカードがエラーになるので郵便局に。あれこれ調べてもらうが分からず仕舞い、時間だけが過ぎていつもの床屋。やっとさっぱり。
ついにゴールデンウィーク、空いてるのはスーパーくらい、体調も悪い、なので自分ちの庭でアーシング。そわそわ風が心地よい季節になった。アリンコが足首上がってくる。これで遠くまで歩けるといいのだけれど、気力も体力もない。
0120-715-255にTEL。ゆうちょのデビットカードデスク。かけて要件を告げたところでぷつんと切れる。もう一回かける。0120-715-255、違うのが出る。今切れたんですけどと言うと担当者の名前はと来た。言いませんでしたと告げると自分の名前も告げずに一方的にこちらの個人情報を聞いてくる。断じて0120-715-255の担当者は二度とも担当者の名前を告げない。住所、氏名、名前、生年月日はとマニュアル通り聞いてくる。仕舞いにはカードがエラーの可能性があります切り替えをお願いしますという。ですから最寄りの郵便局で聞いてみたけど分からなかったんですよだからここに0120-715-255にかけてるんですけどと何度言っても同じことを繰り返すのみ。返すのは九官鳥のごとし。一先ず引き下がる。
やっとGWが開ける。近くの郵便局はいくらでもあるけどちょっと遠い大きな郵便局を選ぶ。これこれこうなんですけどと事情を話すと、終始マニュアル笑顔を貼り付けた女性店員がではこちらにお名前と印鑑を、という。0120-715-255の担当者は一切印鑑が必要と言わなかった、文句を言い、あくまでマニュアル笑顔の女性店員に通帳叩きつけて怒り心動で出てやった。信号待ちのところで上司と思しき局員が追ってきた。





暗闇がやって来た。

次の日は起き上がれなくて一日中寝てた。

 

 


 

(つづく)