5月〜6月にかけて一年振りに帯広郊外にある実家に帰省していた時のこと。
実家の側にある妹の家でくつろいでいると高校生の甥っ子が帰宅。
おもむろに1枚の紙を妹に差し出した。
そこには帯広柏葉高校の創立100周年を祝い、DREAMS COME TRUEのコンサートに全校生徒を招待する旨が書かれているではありませんか⁉️
その紙はコンサートに行っても良いかどうかの親の同意書だったのです。
きゃー!!!
私が高校生なら間違いなく飛び上がって喜んだであろう。
札幌ドームで開かれるコンサートのためバス20台で3時間以上かけて大移動するという。
全校生徒が800人くらいいるのでそれだけのバスが必要になるのですね。
無料で送迎付きのライブだなんて夢のようではありませんか。
しかしいくら吉田美和さんが卒業生とは言えドリカムの曲を全く知らないティーンネージャー。
甥っ子の反応はいたって冷静(笑)
そのことを何気なくツイートするとドリカムのファンやリスナーさんが反応してくれて、色んなコメントもいただき、いかにすごいことであるかをひしひしと感じました。
ファンの方々は「全校生徒ご招待」いう事実だけでその愛に感動し、すでにライブの序章は始り胸が高鳴っていたのだと予想します。
皆さんに教えてもらった情報によると、チケットが一万円以上すること、全国から集まったファンの中には吉田美和さんの巡礼地巡りをするために十勝を訪れる人も多いなど。
私までワクワクしてせっかくなので音更町のおしゃれなカフェも教えて差し上げると喜んでくれたり。
SNSって良いな〜とつくづく感動しました。
甥っ子にとって初のドリカムのライブというだけではなく札幌ドームでのライブ〜
彼が赤ちゃんの頃は私がおんぶして日本ハムファイターズの試合に訪れたものですが全く覚えていませんねw
果たしてライブは大いに盛り上がり楽しかったよう(妹談)
吉田美和さんはステージで全校生徒招待のいきさつについて当初は柏葉高校の創立記念のスピーチを頼まれていたのだけれど、それなら全員ライブに招待しちゃおうということになったんだって。
この件(くだり)だけでじんわりきますよね。
アーティストができる最大のことをされたと思います。
そんな話を妹から聞いて感動していると妹はこう続けました
「でもね、バドミントン部は試合があって行けなかったんだって」と。
えええええええええ〜
可哀想すぎます。
100年に一度のこの記念すべきイベントに行けなかっただなんて。
それをすぐさまツイートした私。
すると「バドミントン部の子を持つ母です。土日が試合だったんです」とコメントをいただきました。
私はすかさず「お子さんの好きなライブに連れて行ってあげてくださいね」と返信しました。
十勝の池田町出身の吉田美和先輩が何万人もの前で歌い、感動の渦に巻き込む、それを肌で経験した後輩達はどう感じただろう。
ほぼ全員が進学する十勝で1番の進学校である柏葉高校の生徒にもしかしたらレコード会社や音楽出版、もしかしたらアーチストを目指す人も出てくるかもしれない。
ドリカムの作品を聴き始めた人もいるだろう。
音楽は確実に人を幸せにする。
皆には人生のBGMを見つけて欲しい。
ああ、すっかり母心(笑)
ちなみに吉田美和さんは私の同級生のお姉さんと柏葉で同じクラスでした。
おまけに中学の担任は柏葉高校で中島みゆきさんと同じクラス、足寄の従姉妹の家は、松山千春さんの古い家の隣でした。
空の広いところで皆さんのびのびと音楽作りをしていたんだな〜と十勝の風景を見るたびに思います。
東京やニューヨークのように娯楽施設が充実しているわけではないけれど、その分自分の心や感情を素直に表現する静けさがあるのかもしれないですね。
先月のドライブでの十勝の風景です。
菜の花が一面に。