NFLの頂上決戦スーパーボウル。
国民的試合であり、アメリカでは皆がテレビにかじりつく日。
試合はもちろん、この日のためだけに制作されるテレビコマーシャル、そしてハーフタイムショーにも注目が集ます。
毎年視聴率の低下が叫ばれていますが、
今年の広告費は450億円だそう!
私が1番コーフンしたのはドリトスとマウンテンデューの共同CM。
まずドリトスでは「ゲーム・オブ・スローン」、「エルフ」でアングリーエルフを演じたピーター・ディンクレイジがBusta Rhymesの新曲を口パクラップ!(今週の番組でOAしますね)
初お披露目!
この新曲はミッシーとケリー・ローランドがFeatされていますがCMはバスタの部分のみ。
続くマウンテンデューはモーガン・フリーマンがミッシーのGet Ur Freak On をこれまた口パク。
バスタもミッシーも登場します!
口パクは英語でLip sync 、リップシンクと呼びます。Lip Synchronization の略。
口パクよりも少しはアートな響きがします。
ピーターは何度か以前住んでいたローワーイーストサイドのカフェで見かけました。
背は低いながら大物感があり、目力が凄かったです。矢が飛んでくるかとビクビクしましたよ。
そしてもう一つの目玉はハーフタイムショーのジャスティン・ティンバーレイク。
やっぱり気になるのは2004年のハーフタイムショーで衣装の誤作動でバッシングを受けたジャネット・ジャクソンが出るのか?ということ。
胸のブラをめくった張本人はジャスティンですからね、たとえ演出と言えども、、。
ジャスティン君、ヒットは沢山ありますし、私も日本、ニューヨークでも何度か観てるアーチストです。ソツ無くこなすのは分かっていました。
がしかし、ハーフタイムショーは特別なステージ。国民向けに派手にやらねばなりません。
がしかし、ミネアポリス開催でプリンスのトリビュートはしたものの、ゲストはなし。
ちょっと物足りない。
ジャスティン君は良かった、うん。
これはハーフタイムショーという、アーチストにとっては肝を冷やす仕事なんですよ。
あのブルーノ・マーズがハーフタイムショーに抜擢された年、アメリカの保守的な人たちは「え?誰それ?そんなひよっこに務まるの?」とプチ批判されました。
がしかし、ブルーノのハーフタイムショーはご存知素晴らしいものでした。
レッチリが出てきたり、花火がバンバン上がり、
海外に駐屯している米兵からのメッセージからのJUST WAY YOU ARE。
愛国心を煽る演出でした。
そういう意味でジャスティン君はハーフタイムショーの位置付けからは薄い印象に。
何度も言いますが、パフォーマンス自体は良かったですよ。
アメリカのアフリカ系メディアは、今年のスーパーボウルの日を「ジャネット・ジャクソンを讃える日」にしようとSNSで煽りました。
来年のスーパーボウルはアトランタ開催。
そこでブルーノ・マーズは、SNSで来年のハーフタイムショーのキュレーションを志願。
そして来年はジャネットに出てほしい。
ジャネットは去年から辛い離婚バトルを戦いながら、痩せ、素晴らしいツアーを行いました。
準備はチリバツ!
ウェンディ・ウィリアムズはJLOはまだハーフタイムショーをしていないと言っていました。
もしJLOだったら今年が良かった。
ハリケーンでダメージを受けたプエルトリコ、Louis Fonsiの大ブレイクで盛り上がったラテン音楽。そこにジャスティン・ビーバーも出たら、凄かったでしょうね、、
などとつらつら考える雨の水曜日でした。