管工事施工管理技士2級 過去問 まとめ(配管)
令和元年(後期)
問題A) 配管材料に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
①配管用炭素鋼鋼管には黒管と白管があり、白管は、黒管に溶融亜鉛めっきを施工したものである。
②銅及び銅合金の継目無管のうち、りん脱酸銅の硬質管は、肉厚によりK、L及びMタイプに分類される。
③水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のうち、SGP-VAは、配管用炭素鋼鋼管の内面と外面に硬質ポリ塩化ビニルをライニングしたものである。
④排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、ねじ加工ができないため、MD継手等を使用する。
令和元年(前期)
問題B) 弁の構造及び特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
①仕切弁は、弁体が上下に作動し流体を仕切るもので、開閉に時間を要する。
②玉形弁は、圧力損失が仕切弁よりも大きいが、流量を調整するのに適している。
③バタフライ弁は、コンパクトであり、重量が軽いことから取り付けが容易である。
④ボール弁は、流体の流れ方向を一定に保ち、逆流を防止する弁である。
平成29年
問題C) 配管材料及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
①逆止め弁は、チャッキ弁とも呼ばれ、スイング、リフト式などがある。
②水道用ポリエチレン二層管は、外層及び内層ともポリエチレンで構成されている管である。
③ストレーナーは、配管内の不要物をろ過して、下流側の弁類や機器類を保護するものである。
④玉形弁は、仕切弁に比べて全開時の流体抵抗が小さい。
平成28年
問題D) 配管材料及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
①硬質ポリ塩化ビニル管は、その種類により設計圧力の範囲が異なる。
②仕切弁は、玉形弁に比べて流量を調整するのに適している。
③水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管D(SGP埃VD)は、地中埋設配管に用いられる。
④定水位調整弁は、受水タンクへの給水に使用される。
平成27年
問題E) 配管材料及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
①ストーレーナーの形式には、Y形、U形などがある。
②排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続には、ねじ込み式排水管継手が使用される。
③水道用銅管には、管の肉厚によりMタイプとLタイプがある。
④伸縮管継手は、流体の温度変化に伴う配管の伸縮を吸収するために設ける。
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[解答]
問題A
①正しい内容の肢です。
②正しい内容の肢です。
③水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のSGP-VAの内面は、硬質ポリ塩化ビニルをライニングしたものですが、外面仕上げは、一次防錆仕上げです。
④正しい内容の肢です。
問題B
①正しい内容の肢です。
②正しい内容の肢です。
③正しい内容の肢です。
④ボール弁は、流路が配管と同等であるため流体抵抗が非常に小さく、90℃開閉であるため操作時間が短いです。
なお、逆流を防止する弁ではありません。
問題C
①正しい内容の肢です。
②正しい内容の肢です。
③正しい内容の肢です。
④玉形弁は、仕切弁に比べて全開時の流体抵抗は大きいです。
問題D
①正しい内容の肢です。
②玉形弁は、流量が開度に比例するため、仕切弁に比べ流量の調整に適しています。
③正しい内容の肢です。
④正しい内容の肢です。
問題E
①正しい内容の肢です。
②排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の原管は、肉厚の薄い鋼管であるため、接続には、MD継手等が使用されます。
③正しい内容の肢です。
④正しい内容の肢です。