管工事施工管理技士2級 過去問 平成27年
 
 
問題A) 換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
①臭気や燃焼ガスなどの汚染源が異なる室の排気を、同一の換気系統とした。
 
②排気送風機を、ダクト内を負圧に保つためダクト系の末端に設けた。
 
③第2種機械換気方式は、給気側にだけ送風機を設けるため室内は正圧になる。
 
④給気側と排気側にそれぞれ専用の送風機を設けると室内の圧力の制御が容易となる。
 
 
問題B) 図に示す開放式の燃焼器具を設けた室の換気扇の最小風量として、「建築基準法」上、適当なものはどれか。
 

 

ただし、K:燃焼の単位燃焼量当たりの理論排ガス量[㎥/(kW・h)]

     Q:器具の燃焼消費量[kW]

 

①2KQ[㎥/h]

 

②20KQ[㎥/h]

 

③30KQ[㎥/h]

 

④40KQ[㎥/h]

 

 

 

 

 

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[解答]

 

問題A

①汚染源が異なる室の排気は同一の換気系統にしてはいけません。

同一にしたダクトを通じて汚染や臭気が拡散しないようにするためです。

 

②正しい内容の肢です。

 

③正しい内容の肢です。

 

④正しい内容の肢です。

 

 

問題B

①不適です。

 

②不適です。

 

③不適です。

 

④正解です。

図の場合は、燃焼による汚染空気が室内に最も拡散しやすいので、排気風量は最も多くしなければなりません。

よって、40KQ[㎥/h]が適当です。