「継続は力」

 
土木施工管理技士2級 過去問 令和元年度(前期)
 
 
問題A)  コンクリートに用いられる次の混和材料のうち、発熱特性を改善させる混和材料として適当なものはどれか。
 
①流動化剤
 
②防せい剤
 
③シリカフューム
 
④フライアッシュ
 
 
問題B)  コンクリートの打込みに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
 
①コンクリートと接して吸水のおそれのある型枠は、あらかじめ湿らせておかなければならない。
 
②打込み前に型枠内にたまった水は、そのまま残しておかなければならない。
 
③打ち込んだコンクリートは、型枠内で横移動させてはならない。
 
④打込み作業にあたっては、鉄筋や型枠が所定の位置から動かないように注意しなければならない。
 
 
 
 
 
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[解答]
 
問題A
①不敵です。
流動化剤は、あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに添加し、撹拌することにより流動性を増大させます。
 
②不敵です。
防せい剤は、塩化物イオンによる鉄筋の腐食を抑制できます。
 
③不敵です。
シリカフュームを用いると、材料分離が生じにくい、ブリーディングの減少、強度増加、水密性や化学抵抗性の向上などの利点があります。
 
④適当です。
フライアッシュの効果
・ワーカビリティー改善
・単位水量の減少
水和熱による温度上昇の低減
・長期材齢における強度増進
・乾燥収縮の減少
・水密性や化学抵抗性の向上
 
 
問題B
①正しい内容の肢です。
 
② 打込み前に型枠内にたまった水は、コンクリートの品質や一体性を損ねる可能性があるため、打込み前に除去します。
 
③正しい内容の肢です。
 
④正しい内容の肢です。