「継続は力」

 

土木施工管理技士2級 過去問 平成29年度(前期)

 

 

問題A) コンクリートの劣化機構について説明した次の記述のうち、適当でないものはどれか。

 

①化学的浸食は、硫酸や硫酸塩などによりコンクリートが溶解する現象である。

 

②塩害は、コンクリート中に侵入した塩化物イオンが鉄筋の浸食を引き起こす現象である。

 

③中性化は、コンクリートの酸性が空気中の炭酸ガスの侵入などにより失われていく現象である。

 

④疲労は、荷重が繰返し作用することで、コンクリート中に微細なひび割れが発生し、やがて大きな損傷となっていく現象である。

 

 

問題B) 河川堤防の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

 

①旧堤拡築工事は、かさ上げと腹付けを同時に行うことが多く、腹付けは一般に旧堤防の裏法面に行う。

 

②河川堤防の工事において基礎地盤が軟弱な場合は、地盤改良を行う。

 

③築堤した堤防への芝付けは、総芝、筋芝などの種類があるが、総芝は芝を表法面全体に張ったものをいう。

 

④引堤工事を行った場合の旧堤防は、新堤防が完成後、直ちに撤去する。

 

 

 

 

 

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[解答]

問題A

①正しい内容の肢です。

 

②正しい内容の肢です。

 

③中性化は、コンクリートのアルカリ性が、失われていく現象です。

酸性ではありません。

 

④正しい内容の肢です。

 

 

問題B

①正しい内容の肢です。

 

②正しい内容の肢です。

 

③正しい内容の肢です。

 

④引提とは、川幅を拡幅するために堤防を提内地の方へ移動させてつくりかえることをいいます。

引提工事を行った場合は、原則、新提工事竣工後3年間は旧提除去を行ってはなりません