HIPHOP・reggae好きから見る、EDMとの関わりについて | URBAN CHAMPION❮公式❯

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HIPHOP、reggaeを中心に幅広いジャンルのトップアーティストを輩出してきた東京でも指折りの歴史を誇る老舗イベント!
毎月第2水曜日、池袋bedにて開催!

どーもこんにちは。よーこです。

最近は『寒くてもオシャレする!』なんて発想になりません。

ウールのコートはペラペラで冷えるので、もっぱらロングダウンです。
男物のNorth Faceでもよろし。
むしろベンチコートでもいい。寒いし。冷えるし(切実)。

さてさて、数年前から爆発的な流行を見せ、クラブシーンのメインストリームとなったEDM。
一時は洋楽ランキング上位を総なめにし、海外のHIPHOPやreggaeのアーティストも積極的に取り入れ、現在でも洋楽ランキングTOP100にEDMサウンドがちらほら。

私の記事なので、EDMとはなんぞや?定義は?なんぞの専門的知識は書きません。

書きません。

書きませんが、

検索ほぼトップに来る某サイトの名前もよく知らないDJが、EDMは得意そうですが、HIPHOPアーティストについて嘘八百並べてたので、違う視点から書きます。

まぁ~しょうがないんですよね。

あっちはEDMしか聴かないし調べないんだろうし、Nicki Minajがyoung moneyだとか知らなそうだし(だからってEDMアーティストとか書くな)、Twerkしてるかっこいいダンサーのお姉さんがいるイベントなんか行ったことないんでしょう。

日本でお尻ふるのはgogoダンサーだけじゃないぞ。

逆に未だにおじさんB-BOYや硬派ラッパーなんかは
EDM?そんなチャラチャラしてるもん聴けるかー!』って人ばっかです。
HIPHOPやreggaeはブラックミュージックですが、EDMやhouseはそうゆう定義から外れますからね。

まぁまぁ、気持ちはわかりますが、食わず嫌いする前にちょっとおばちゃんの話ききんしゃいよ。

そもそもHIPHOP、reggae、EDMに共通するのは
みんなParty大好き!
なところです。

ベロベロになるまで酔っ払って踊り狂える音楽。
どちらかしか聴かないというのも少しもったいない気がしなくもないですか?

筆者自身はと言いますと、EDMも好きですし、日常的に聴きますので、上記の『そんなチャラチャラした以下同文』というスタンスではございません。
むしろ私自身はユーロビートやトランスといったチャラチャラした音楽に囲まれた青春時代を過ごしてますので、機械音に抵抗はありません。


今年の夏もほんとに頭が痛くなるくらい有線でEDMがかかりまくってました。
9月にはULTRA JAPANもありましたしね。

今回は数年前~現在に至るまでの、HIPHOPやreggaeのアーティストを絡めた、EDMアーティストが関わる曲をご紹介したいと思います。

有名なものばっかです。

逆にEDMしか聴かない方は、これ、ブラックミュージック(HIPHOP、R&Bやreggaeなどの黒人音楽)の人だったんだー!とか知っていただけたら。


●どの現場でもMajor Lazer!

先に言っておきます。Major Lazerのテーマはデジタルダンスホール』『ジャマイカ』なので、個人的にはEDMではないと思います。
EDM側の方々は異論等々あると思いますが、Major Lazerのプロジェクトそのものは黒い音楽だと思います。
まぁ、そういうのは置いといて良いものはなんでも良いですね←

Major Lazer知らない人いませんね。
しかし、好きなジャンルによって知ってる曲が全く違うと思います。


まずはreggae好きはこれ

Major Lazer, The Flexican, FS Green, Busy Signal - Watch Out for This (Bumaye)


こっれはもう、超流行ったし今でもかかりますね。
MVの舞台が1993年(ダンスホール全盛期)みたいで。

busy signalはじめ、みんなShabba Ranksみたいなかっこしてるのもめちゃくちゃかっこいいですね~!
有名なreggaeダンサーさん達もネタで使ってましたし。

ちなみにしつこいようですが、日本の有名なreggaeダンサーさん達は世界トップクラスです。
しかも大きなフェスとか以外でもクラブで目の前でショーケース観れます。

チェックしてみてね~!


HIPHOP好きにはこれ

Major Lazer Bubble Butt feat Bruno Mars, 2 Chainz, Tyga


こっれも流行りましたね~!
お尻の曲ですよ。
Twerkが流行り出したのもこの時期ですね。
日本のダンサーもこぞってHow to Twerkの動画や解説出してました。


今年流行ったのはこれ!

Major Lazer & DJ Snake - Lean On (feat. MØ)


これね。reggaeやHIPHOPの現場でもかかりました。
しかも客演はDJ Snake!

スネークさんはKanye WestやLi'l Jonともやってますので、HIPHOPリスナーにもお馴染みだと思います。

Major Lazer楽曲はジャンルレスに万能な感じしますね。

レイザー少佐(w)て、ジャマイカの特殊部隊の元軍人(しかも右手なし!)メンバーに命令して曲作らせている設定だそうです。

その設定もなんだか怪しいところがなんともパーティーピーポーらしくていいですwww

ちなみにメンバーの1人にDiplo(リーダーみたいな人)っていますが、こっち側の人間からしたら『あー、M.I.Aとかのプロデュースした人ね。』って感じだと思うんですけど、EDM側の人達のサイト見てると神プロデューサーみたいに書かれてます。

シャッチョさんみたいだし、そこにEDM側のDJ(前述のスネーク氏とか)も所属してるのだとか。
すごい人らしいですよ。

でも彼、元々HIPHOPのDJからキャリアスタートしたらしいんですよ。
だから白人だけど中身はやっぱ(音楽的に)黒い要素がある人なんじゃないのと個人的に思ってます。


⚫どの現場でもSkrillex!⚫

EDMというより、ダブステップな感じなんでしょうかね?
彼のやるのはその中でもブロフステップというらしいですが...(´◉ ω ◉`)オバチャンヨ-ワカラン


HIPHOPの現場で

A$AP ROCKY - Wild For The Night (Explicit) ft. Skrillex, Birdy Nam Nam


これですよこれ。今やファッションリーダーともなったA$AP ROCKYの出世作。
ちょっと前に出したF**kin'Problemsと一緒にヘビープレイされ、日本でも彼の知名度がぐんと上がった一曲。


reggaeの現場で

Skrillex & Damian "Jr. Gong" Marley - Make It Bun Dem


レゲエの神様ボブ・マーリーの息子、ダミアン・マーリーとの曲。
ダミアンの声の後で攻撃的な機械音がなってますね。これがSkrilkex色らしいです。(´◉ ω ◉`)

Skrillexといえば、今年のULTRA JAPANKOHH『周り全部がいい』(←今年大流行したFetty Wapp『Trap Queen』のビートジャック)をかけたことが話題にもなりました。

KOHHといえば日本で今一番注目を浴びてるHIPHOPのラッパー。


うちのイベントの14周年も出てもらいましたし、私個人もKOHHくんが10代の頃からラップしてるのを見ていたので、こうやって海外の方がピックアップしてくれてるのを知ってなんだか嬉しくなりました。


⚫やっぱり鉄板David Guetta⚫

近年ではそこら中でかかりまくって、もうちょっとでもEDMっぽいとあれDavid Guetta?」と思ってしまうくらい鉄板中の鉄板のDavid Guetta。

クラブ普段行かない方でもご存じの方も多いはず。
改めて経歴を調べてみると、なんと御年48歳!

ディスコ世代からの足掛けウン十年のベテランさんということに驚き。
もう少しお若いのかと…大変失礼しました。


で今年流行ったのはこれ。

David Guetta - Hey Mama (Official Video) ft Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack


再度言います。Nicki Minajyoung moneyラッパーです。

David Guettaなんてチャラいの聴かねえよ!」っていうおじさま...
おっと、ベテランB-BOY、RUDE BOYの皆さま....
こちらを聴いてほしいのです

David Guetta - Play Hard ft. Ne-Yo, Akon


なんだこれ、ちょっと前に流行ったチャラいやつじゃねーか!」とお怒りの前にリリックを見てみてください!

Akon:
俺ってフレッシュでゴージャスだろ。黒いこといっぱいやってんだぜ。この街は俺らの仲間が仕切ってんだ。なんだそのノリ、気に食わねえな。金ならいっぱいあんだよ。さあ飲めよ

NE-YO:
ハスラーの仕事に終わりなんてないさ。俺らが仕切るんだ。さあ弾けろよ


ほら!「女の子に囲まれてワーイワーイお酒持ってこーい」だけただのチャラい曲ではありません。
ただのパリピ達にブラック側からガツンとかました一曲!
リリックはちょっとしたギャングスタチューンなんですよ。

面白いでしょ。Akon裏切らないなぁ~。

ちなみにこのトラックは元ネタはとっても古いユーロビートかハウスかなんかなんですが(失念)、
Wiz Khalifa がBlack&Yellowで今の地位を確立する前、ワーナーに在籍しているときに使用して、その曲でちょっと有名になったりもしてます。



筆者がWiz Khalifaを知ったのは実はこの曲。
興味をもって掘ってみたら実はめっちゃ黒いラッパーだった!みたいな。
ちょっといつもとは違う切り口からの出会いでした。

David Guettaサウンドでもう一曲、流行ったかどうかは置いといて個人的にかっこいいなと思う一曲。

David Guetta Feat. Kid Cudi – Memories


いかがでしたでしょうか?
探してみると根っからのHIPHOPなどのブラックミュージック好きな人とかにも意外と聴けるのもあるのではないかなと思います。

最終的には好みですが(汗)

LUDACRISがEDMサウンドな曲に入った時は私も衝撃でしたし…Oh…

個人的にはZEDDが好きなのですけどね。
なかなかZEDDはHIPHOPやreggaeの現場で聴けませんね。
オールジャンルのイベントだとClarityとかアリアナ嬢とのBreak Freeくらいはかかってたのかな。

ちなみになんですが、ZEDDの生い立ちを調べたら、すごく興味が湧いたのでこぼれ話で書いておきます。
※全然クラブ関係ないです

ZEDDはソ連(今のロシア)の生まれで4歳の時に両親と共に、東ドイツに渡ったそうです。
彼の生まれた直後にベルリンの壁が崩壊、わずか2年後にはソ連が崩壊しました。

わかりますか?
今まで住んでた国がなくなるんです。

まぁ社会主義が解体したことはいい意味でも悪い意味でも大きな動きだったんですが、
一時は警察も軍も機能を停止し、周りのヨーロッパ諸国には厄介者扱いされ、国内は物価やら社会保障やらが粉々になり、大混乱です。

そんな混乱の中で幼子抱えて国を替え、新しい生活を始めたZEDDの御両親はさぞご苦労されたことでしょう。

御両親が音楽家ということもあり、ZEDD自身、音楽の英才教育を受けてるので、そこそこ裕福だったのではないかと思いますが、
そんな激動の時代を生き抜き、息子を今や世界的アーティストに育て上げた《ZEDDの御両親》は同じ親としてリスペクトに値するのではないのかと。

〇〇さんち、ソ連から東ドイツですってよ~やっぱ苦労なさったんでしょうねぇ~大変やわ~ゴルバチョフのおっさんが辞めたからやね~息子さんあんな立派に育てて~偉いねぇ~

と、おばちゃんの妄想が始まったところで今日はおしまい。