あと2日で3月も終わり、年度が変わりますね~
昨日の朝、
来年度の新入職員であろうと思われる方々のオリエンテーション、
もしくは入社式でしょうか、
最寄りの駅の改札口付近に多数のリクルートスーツを着た方々がいました
。
皆さんが、緊張と不安、そして希望が混じりあった良い表情をしていました。
そのような姿を見て、
私も「初心忘れるべからず」と、
改めて思った次第です…

そこで、この「初心忘れるべからず」という
言葉を調べたところ、
この言葉の発信者と、
その興味深い意味を知りました
。
まずこの「初心忘れるべからず」ということわざは、
仕事や学問において、
慣れやモチベーションの停滞時に、
フレッシュマンの時と同じような意欲と意気込み
を思い返して、使うことが多いかと思います。
実際に、先の駅での光景を見て、
私もこのような意味で自分自身に使っていました。
しかしこのことわざ、
結構、奥が深く、含蓄に富むことわざのようです。
このことわざは、室町時代の能を大成させた
世阿弥の書

「花鏡」の最後に、
「しかれば当流に万能一徳の一句あり。 初心忘るべからず。この句、三ヶ条の口伝あり。是非とも初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず」
と書かれているそうです。
ここで、世阿弥の言う「初心」とは
「始めた頃の気持ちや志」ではなく、
「芸の未熟さ」、つまり
「初心者の頃のみっともなさ」ということだそうです。
初心者の頃のみっともなさ、を時に思い出すことで、
「あの頃の至らない自分やみじめな状態には戻りたくない」
と思うことでさらに自身の技術や作業などに精進できるのだ、と彼は説いています。
確かに、私も大学院を出たばかりで、愛媛の病院に赴任し、初めてとった、ロールシャッハテストは今でも鮮明に覚えています
。
そして、その検査での段取りの悪さ、
質問の浅はかさ、
そして結果の分析の稚拙さなどを、
先輩の先生からこれでもかというくらいに指摘・修正されたことがありました。
それは心理検査のみならず、1対1のカウンセリング、集団療法、自助グループ、心理教育、集団への講義などといった場面で
はじめは、ひどく緊張し、不安で、質の悪いものだったでしょう
。
しかし、そこから、先の世阿弥がいうように、
「あの頃の至らない自分やみじめな状態には戻りたくない」という思いのもと、
日々勉強し、専門書を読み、
臨床に挑んでいました
。
現在、教育・医療・産業と言った領域で臨床をしているなか、
なんとなく
こなしてしまっている自分も正直、います。
そのような自分に鞭を打って、
モチベーションをアップして、
より多くの悩んでいる方や困っている方々のお役に立ちたいと思う、今日この頃でした。
今日はこれから新入生へのSST、第2弾!!
はりきっていきたいと思います!!