豊かな自然と、美しい海に囲まれた孤島にある、モガの森。
今日は、このモガの森の一日を見てみよう。
森の朝は早い。森の生き物たちは、日が昇る前から活発に活動を始める。
まだ明けきらない夜空を、幾筋もの流星の軌跡が彩る。
澄んだ小川では穏やかな草食獣アプケロスの親子が水を飲んでいる。
子どもを一匹だけにせず、大人が子どもの両脇を守るように行動するのだ。
また、その脇では甲虫オルタロスがせっせとエサを巣へと運ぶ。
外敵に運んでいるエサを奪われないように、その大きな顎にエサを溜め込んで
巣まで運んでいくのだ。
まさに大自然、命の循環。ここでは、すべての生物が今日を生き延びるため、
様々な工夫をしながら生活しているのである。
森の入り口は、ふもとにある漁村・モガの村とつながっている。
朝早くから、一人のハンターが森に足を踏み入れてきた。
ハンターも、無為な殺生はせず森の奥へ・・・
ハンターの槍が、突然アプケロスの子どもを貫く!
崩おれる子アプケロス!驚愕し、逃げようとする親アプケロスを追い、
その後ろからハンターの槍が襲い掛かる!!
こほん。
これもまた、森の中での命の巡り。
ハンターは、こうして森の生き物から資材を剥ぎ取り、活用することで
モガの森を潤しているのだ。
・・・と思ったら、ハンターはアプケロスの死骸には目もくれず行ってしまった。
どうやら、新しく手に入れた武器の使い心地を試したかっただけらしい。
・・・・。
森の中では、いたるところで貴重な自然の産物が手に入る。
アプケロスを無駄に虐殺したハンターは、今度は近く似合った蜂の巣から
ハチミツを集め始めた。
ハンターにとって、ハチミツは命を守るための大事な素材。
地べたをずりずりと這いずりながらも、気色満面でハチミツを集めている。
すると、そんなハンターの後ろから、巨大な生物が現れた。
獰猛な肉食獣、ドスジャギィだ。
どうやら、自分たちの縄張りに入り込んだハンターを抹殺しに来たようでである。
また、ハンターがいかにもドスジャギィから剥ぎ取った皮でできてます、
というような鮮やかなピンクの鎧を着ていることも、気に食わないようだ。
ハンターは気にせずハチミツを漁っているが、その背中にドスジャギィが
飛び掛り、ハンターは吹っ飛んだ。まさに天罰である。
ハンターは慌てて槍を構え、ドスジャギィに相対する。
だが、ドスジャギィはもともと群れで狩猟をする肉食獣の長である。
一声吠えれば、ジャギィやジャギィノスといった仲間がたくさん、応援に
駆けつけてくる。ドスジャギィの高い遠吠えに呼応するように、森の奥から
ジャギィたちが現れた。
あっという間に夥しい数の肉食獣に囲まれるハンター。
これではどちらが駆る側だかわからない。
案の定、たくさんのジャギィにどつかれたハンターは、いともあっさり昇天した。
こうして、いつもと変わらないモガの森の平和な一日がまた始まるのである・・・。