理学療法士の風間です。今日は、寝具についてお話したいと思います。
睡眠は一日の1/3を占め、最近では日本人の5人に1人、特に高齢者では3人に1人は不眠を訴えているという論文も出ています。(cf;Kim K,Uchiyama M,Okawa Met al;An epidemiological study of insomnia among the japanise feneral population,sleep,23,41-47,2000)
そこで!どんな「まくら」と「マットレス」を選べばよいのか個人的な私見をお伝えしたいと思います。☺
「まくら」選びのポイント!! 「まくら」選びは素材じゃない!?実は首の角度!!(゚д゚)!
現在「まくら」には、「そばがら」、「羽毛」、「ウレタン」など色々な種類があります。素材によって寝心地や呼吸がどのように変化するかを調べた研究で(大阪市立大学 花田ら)(日本女子大学人間生活学研究科 棚橋ら)棚橋らは頚部屈曲角度が30度を超えると、呼吸機能が低下し息苦しさとの相関が増すと述べています。
つまり、どんな素材であれ首の角度が30度以内であれば寝心地は変わらないと考えることもできます。
※ただし、猫背の強い方は当てはまらない為、担当セラピストにご相談ください。
「マットレス」のポイント!! 「マットレス」は脱力して寝返りができるかどうか!!($・・)/~~~
「マットレス」の寝返りのしやすさと睡眠の快適性には関係があり、寝返りのしやすさは「マットレス」の柔らかさに影響されます。(木暮貴政ら)しかし、「マットレス」上での寝返りのしやすさは自分自身の体重によって変化します。
体重の重い人であれば「高反発マットレス」。体重の軽い人であれば「低反発マットレス」が良いといわれております。(広島国際大学心理科学部 濱﨑ら)なので、実際に買う前に「マットレス」に寝て寝返りをしてみる必要があります。
※試すときに寝返りをするのに足で蹴ったり、勢いをつけるのはやめましょう(^^)/
寝ているときは脱力してますよね。ほとんど無意識で寝返りを打つはずです。つまり、日中身体が元気な状態で寝返りができるかよりも、いかに夜寝ている時のように力を抜いて寝返りを打つことができるのかがポイントになります。※力が抜けているかどうかわからない人は担当セラピストに尋ねてみて下さい。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございます。寝具選びの参考にしてください。☺