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Savage Salvage (AKA UЯASHIMAru)

砂漠 音楽 秘密(笑)の趣味 
Desert Life, Classical Music, Traditional Play, Motor Cycling and a bit of Model Railroading.

バルトーク弦楽四重奏全曲演奏会なんかがいつの間にかに始まっていたことも勿論知らんかったが、しかもその端緒が「オレ」というかウチでお願いしたコトによると後で聞かされ、しかも聞けばそ催しの終わった夜の打ち上げの話の肴に、どーせやるならどっかで全曲演りたいと盛り上がった(その打ち上げ資金はどっから出たんじゃ?w)のはほかでもないバルトーク133回目の誕生日の夜。さらに時は流れて134歳のお誕生日も過ぎた去る4月24日の夜、チクルス千穐楽に「オレ」も補助椅子ながら、なんとか駆けつけることと相成りました。
それにしても先日の定期(ハチャコン&タコ5)ゲネプロ前にコッチの練習もやってたって、この人たちどんな体力してるのかしら。

それはそうと、一部ではモテ音楽に対して、絶対モテない音楽の筆頭にもあげられるバルトークの弦楽四重奏を誰がわざわざ聴きにくるのかと、事前に「バルトークの会は人気なのです」とマイミク氏に釘を刺されもまだ訝しがっておったオレなのですが、開場の7時半過ぎをすこしまわって会場前に到着すれば本当に2つ先の建物前まで列が出来てるじゃありませんかあら不思議。しかも「老」はさすがに場所のこともあって少なかったが中若男女独り者からグループ子連れまで比較的万遍ない客層。さすが弱者に優しい都市京都は違うぜ。

小さなビルの半地下にある、ここの会場はもちろん初めてなのですが、受付嬢に言われたとおり奥の方に腰掛けると意外に音の響きが豊か。ちょっといいなあこんな場所を自由にできるオーナーに嫉妬。

この夜最終回は2番と6番。バルトークの弦四はドレも濃ゆいが、この2曲も特に濃ゆいところに手が届く濃さ。それを実に楽しげに(いやホンマにこの人たち、バルトークを楽しそうに演奏するんです!)聴かせてくださる、そのビジュアルが、なにか一皮剥けた、実にスノッブなのにスイートな、あるいは厳格なのに踊り出すような、そんなバルトークの真髄が垣間見えるビジュアルが音を補強する演奏会。そりゃジプシーやチャールダーシュなど、民族の血の内側に取材し、一方では嫌が応にも激しくうねる歴史の波間で踠かざるを得ない時代に翻弄されるところから滲み出たちょっとシニカルな不協和音は、捨てられた古い都の路地裏のビルの地下での秘密集会にこそ似つかわしいですとも。

ところで泉原クンほんとうになんかこういう隠微な地下空間で取り巻きの美女奏者に囲まれて陶酔するようにバイオリンを煽っている姿が似合ってきたなあ。大ホールでの王子然としたコンマス姿とのギャップに多くの女性がコロりといけば、モテない音楽バルトークも彼の前では俄然ギャップ萌え、モテモテミュージックへと早変わり♪

10月頃から始まったという最初2回をミスったのは痛恨という外ないけれど、最終回だけでも、しかもこのスケジュールの中でこれだけ熱の篭った演奏を聴かせてくれたメンバーには本当に感謝。しかも「オレ」に聴かせたかったんですよ!と社交辞令でもそう言われて素直に嬉しい夜はあっという間に終わり、その間に父はまた入院してしまった。

4/24(金)
バルトーク弦四チクルスVol. 3
@カフェ・モンタージュ
演奏:泉原崇志/長谷川真弓/金本洋子/城甲実子
バルトーク:弦楽四重奏#2/#6