新改 | URAROUTEブログ

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地理的にマニアックな場所を訪ねるページです。鉄道・酷道・険道・県境・飛地・果て・日本一(初・唯一)、無くなる前訪問など。時事ネタが理想的ですが、過去に訪れた所を記録的に残すことで精一杯であること、ご了承ください。

2019年の元旦門松を迎えたこの日の午後。仁淀ブルーで納めていればキレイなものを…行けないとわかるとますます行きたくなってしまう性格汗 

 

後先のこと考えず宿泊地とは正反対の方向 

(中村←←安居渓谷右矢印右矢印右矢印新改) に向かっています。

 

一応昨日のおさらい通行止め箇所の確認上差し車で行けなかったあの先へ鉄道でのアプローチ。大豊町にある大杉から乗ることにします。JRのHPで新改駅閉鎖の告知は無いのでたぶん大丈夫でしょう。

 

安居渓谷から大杉駅までgoogleルート検索はわずか2分の誤差。さすがだと感心しながら時間ギリギリのため駅舎も撮らず急いで買ったきっぷ。

 

もうすでにホームに止まっていたので焦ってしまいましたあせる 大杉駅から新改駅まで普通列車で約30分。予定外の鉄道乗車に初めて乗る路線、ワクワクが抑えられませんおーっ!音譜

 

前面展望を楽しみます。途中橋の上にホームのあることで有名な土佐北川駅へ進入するところ。

 

繁藤駅で南風の通過待ち。これに2か月後乗ることになるんですけど。それはまた後日。

 

そしていよいよ新改駅構内へ進入の前のスイッチバックへ。引き上げ線(左)へいったん進入したのち、後方へ向かう運転手さんの後を…

 

って子供のように(笑)車内を移動あし。後退し本線をまたいで新改駅に進入。高知側(上り)からの本線分岐器制限速度70kmと左側分岐器制限速度35km(大歩危側からも同じ速度制限)の標識も見えます。

 

ということでリベンジ新改駅へ無事到着しました。鉄道好きの人たちも降りて撮っています。

 

5分ほどの停車時間の後、エンジン音を轟かせ高知平野への下り坂へと消えていく列車…

 

列車が去った後の静寂で気づかされる孤独。とうとう秘境駅に自分一人だけになりました叫び音譜 帰りの列車が来るまでの約1時間10分、その孤独(→独占)を楽しむことにしましょうゲラゲラ

 

無人駅でも立派な駅舎を有する新改駅。道が寸断されたことにより鉄道でしか行けない街や集落から隔絶された空間…。

 

時間があるので通行止めの箇所でも見に行こうかと思いました。(←じっとしていると寒いため雪の結晶) 一目見た時ははてなマーク意味が分かりませんでしたが…落石注意的なものなのかと…

 

長らく放置されっぱなしのかなり荒れた道を進むと…

 

昨日の反対側に辿り着きました。青いビニールシートが崩落箇所とおもわれますが、車は無理でも歩いて行けそう…。ですがここではコンプライアンス的に安全な正しい行き方で。

 

再び戻って新改駅前をウロウロしたり、轟音で特急の通過に気づくもシャッターチャンスを逃したり、四国には熊がいるのでそのドキドキ感とそれでも時間が余るので自分を撮ってみたりドクロ汗

 

到達困難と思われた秘境駅にて平成最後の正月を一人過ごせた喜びを噛みしめます。ちなみにノート、西暦間違ってしまいましたあせる

 

再び列車はやってくるのかと疑問に思うも確実に時刻表の通りやってきた上り普通列車に乗り、特別な空間から帰還した安堵と満足感で戻った大杉駅はバンガロー風の洒落た駅舎がgoodグッド!

 

そしてここから長い道のりがあせる

 

ヨサクに併せて取った中村のホテルまで150kmを下の道で走行。途中高知市街は信号が多くノロノロ汗南国ICから土佐ICまで高知市街通過だけでも高速利用のほうがよかったです…。

 

須崎市街にて四万十が2つ目 四万十町は窪川、四万十市は中村となります。もともと高知県内土佐町と土佐市、北海道は釧路市と釧路町、広島県は府中市と府中町と同県同名を名乗るところはありますが、平成の大合併でどこへ向かっているんだか紛らわしくなった2つの"四万十"

 

途中、海岸沿いに車を停め、暖かい黒潮の風を感じながら、3時間半かけ夜8時50分に中村到着。ここで1月1日に来た記念にと思い入場券を買おうとしたところ…中村駅はそもそも入場券を売っていないとのこと。ご自由にホームへどうぞと言われましたが…ありがたくも嬉しいんだか悲しいんだか…

 

(2019年1月1日)