キハ183系スラントノーズ"大雪" | URAROUTEブログ

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地理的にマニアックな場所を訪ねるページです。鉄道・酷道・険道・県境・飛地・果て・日本一(初・唯一)、無くなる前訪問など。時事ネタが理想的ですが、過去に訪れた所を記録的に残すことで精一杯であること、ご了承ください。

パスネットの記事に力を入れ過ぎて正月旅行の記事も更新できないままJRの2018年ダイヤ改正を迎えてしまいました。順番通り更新のつもりでしたが、この改正に関するものを先に更新します。

 

個人的に今年のダイヤ改正・鉄道に関するニュースで気になるものは私鉄を含めて3つ。

・JR三江線廃止

・LSE引退

・大阪市営地下鉄民営化

・キハ183系初期スラントノーズ車引退

 

ほかは後回しにして、一番下のスラントノーズ車を乗りに、撮りに、ダイヤ改正目前の週末にLCC利用で北海道に行ってきました。

 

以前は普通に見られたスラントノーズ車のオホーツクも末期はいつ運用に就くか不明、そして昨年からはかつての名列車"大雪号"の復活にスラントノーズ車の運用はごくわずかな期間でした。今回はそれを撮りたいと思うも…運に任せ、とりあえずきっぷを事前購入しました…

 

冬の北海道旅行はリスクが伴うこと承知でしたが、昨晩のニュースで見た旭川市街が水に浸かる様子。。。この日は低気圧と気温上昇に伴う大雨で道内各地で運休が相次いでいました。行く先のオホーツク1号がこの日既に運休、大雪1号大丈夫なようです。

 

昨年より石北線特急4往復うち2往復の(旭川~網走)区間短縮で、その大雪1号に乗り継ぐ特急ライラックを待つ間、札幌市営の磁気カード"ウィズユーカード"の払い戻しをしたり、

 

不安を抱えたまま旭川に到着。

 

乗り継ぐ特急大雪1号の後方は貫通路タイプ、そして前方は…なんと

 

今回見たかった、撮りたかったスラントノーズ車の大雪でした感激。。もうこれが見られただけで北海道に来た甲斐がありますグッド!

 

さらにこの車両にありえない"SUPER"の北斗目汗。幕回しのサービス?があって、サロベツやスーパーとかちなどの愛称幕に興奮でした。

 

今回は奮発してグリーン車に乗車。札幌から網走までライラック・カムイ⇔大雪の旭川乗り継ぎは途中下車しなければ通しの特急料金・グリーン券で乗れますが、今回のきっぷは札幌~網走までの通しの特急券とグリーン車利用は旭川~網走で、札幌~旭川は自由席利用の席なし特急券発券にしてみました。(←これ、金額的に損しています)

 

これは網走到着後に撮ったものですが、1+2列のグリーン車車内のようす。

 

ということで、スラントノーズ車連結の特急大雪に乗車ニコニコ。途中雪崩の恐れがあり、安全を考慮し上川~奥白滝間は時速25kmに落としてのノロノロ運行。それでも運行しているだけでもホッとしていますが、奥白滝からは通常通りの走りを見せ、遠軽にて方向転換の停車中にて。

 

最近忙しかったので、実は乗車時間が長いほうがよかった丸一日移動に費やした1日。のんびりゆったりグリーン車での移動を楽しみ結氷した網走湖の夕暮れを見れば終着駅はもうすぐ。

 

時速25km区間の影響もあって終着網走に着いたのは約1時間遅れの17時33分。のんびりゆったり乗るも5時間となればくたびれてしまいますが、この列車は折り返しオホーツク4号となり1時間遅れの出発で再び上り札幌へと向かうのでした。

 

キハ82系時代を知らない80年代生まれの私にとって、北海道の特急と言えばこのスラントノーズ車でした。この車両がデビューしたのが80年代後半、寒冷地仕様とは言っても過酷な環境耐え、この時代にも運用されていたのがただただ感服でなりません。そんな熱い気持ちで札幌へと向かうオホーツク4号を見送りました。

 

(2018年3月10日)