溜まっている録画の整理。

録画の大半は海外の旅や
ドキュメントが多いのだけど。

その中に中国の大学受験があった。

BS1スペシャル

「密着!中国受験街〜“高考”(ガオカオ)運命の3日間〜」

中国の高考ガオカオって

日本の共通テストのようなもの。

しかもたった一度しかないというから、ここで落ちたら浪人。

中国には受験生の数が1500万人。 大学はほとんどが国立しかない。 しかも都市部の大学がレベルが高いのはもちろんだけど。

アジアの大学ランキングでも日本の東大でさえ
44位。 
ほとんどの上位は中国、シンガポール・・・・

すさまじい受験戦争。

場所は中国の長沙。
北京や上海ではなく、中国の中の方の都市。 
この都市の進学校は生徒数 3700人もいる。

お昼休憩になると親が届けてくれるお弁当を、
生徒たちが大勢受け取りに門まで出て来る。




この方は寮生活の孫のために週3日お弁当を届ける。

それだけでもすごい。

日本ならお弁当はうちを出るときに持参するでしょ と思うけど。 校内に学食や売店、コンビニで買うとか・・・

知り合いの中国人Rさんはいつもお昼の時に、
 「冷たいお弁当美味しい?」 と聞いてくるのを思い出した。

お弁当、おにぎりは冷めたのを食べるし袋に入った調理パンとか。一例を言われたが これはこれで日本じゃそんなもんよと話したことがある。

Rさんの住んでいたところ中国では朝も温かい小籠包や蒸しパン、お粥、麺類を食べ るのが一般的という。

私も中国に限らず、アジア各国で朝から外食する風景は旅先で 見てきたし、家族全員が働いているから自宅で食事をあまり作らない国もあったりする。

受験生の家族は温かい食事をわが子に届ける。

その数は千人以上も校門の前にいるのだから驚き。

もちろん届けられない家族だっているから、近所の店で買っている生徒達もたくさんいた。 
そのあと夜まで勉強。

一旦夕方帰宅。

夕飯を済ませたら、また学校に行き23時まで自習室で勉強をしていた。 
朝7時半から23時まで高校に行ったまま。

地方の自宅から出てきた両親の片方が受験生と同居。

子供に付きっきりの生活。 
受験が終わるまで、高校の近くのアパートを借りて父が面倒見たり
母が付き添ったりである。 
父が付きっ切りの人は仕事もしてなくて、息子の送迎に車で往復していた。



不動産も高校近くのアパートを借りるのにも必死だというし。

なんて過保護なの?くらいだけど 一人っ子政策で大切にされてるのだろう。 
ガオカオですべてが決まると言うけど。

生まれたところで差が出てしまうのを、ガイカオで実力勝負したいというのが本音なのだ と思う。

しかし、少数民族には都市部と教育水準が違うことから加点があるようです。

だから農村出身の親は一生懸命に子供の教育に投資をするわけ。 
そのためには住まいまで移さないと始まらないのだから。






無事に合格した㊗️
中国でも上位校。



ぼっちゃまが小学生の時は日能研で
中学受験のために新幹線で群馬や栃木から大宮の塾に通う小学生もいたし、 日本にも越境して通学する子供もいるけどね。

もし

ここで落ちた場合。

また浪人して受験となるが、それまでにかかった費用もすごいのに……💰

もっと別のルートで日本の大学を受験するために
語学学校に入学。 
その後、中国人専用の予備校で勉強して、
東大、国立大や早稲田とか受かってしまう。(国立も有名私立大もほぼ楽勝らしい) もしくは、ガオカオは受けないではじめから日本の大学を受験する人もいる。

もう一人の中国人の知り合いLさんは早稲田大学から大学院へ進学して、その後は

スカラシップ狙いで米国行きを希望していたが不合格で留学浪人していたけど

そのまま、私の勤務先に派遣社員として入った。

もう、一気にダウンです。 本当ならアメリカで勉強して別の職種に着くはずが こんなところに来てしまった。



Rさんも日本の大学を受験して、ずっと日本に滞在。もう来日して20年以上が経つ。

中国から海外に留学するのに

全て審査に落ちたと話していた。 実力不足とは思っていないと言うから、すべては出身が都市部でないからだと話していて 日本の大学卒業後もチャレンジしたけど、受かった友達はみんな都市部の出身人だっ たとの事。

どこの出身?と聞かれるとあまり言いたくないそうです。
 日本で就職するのにも影響する省なんだと言ってた。

これは私たちの知らない中国の中の話のようだから書くことはできないけど 話を聞いた時には・・・
闇だなと思った。

もともとそこの省は一人っ子政策はないので、兄弟がいても1人しか地元に残らなくて、 みんな外国で暮らすようにと、親が子供に中国語以外の
外国語を2か国語を習得す るようにと勉強させてきたらしい。
Rさんは日本に永住権を取れるよう頑張っているけど、いつも最後の5年目で年収キ ープが出来ない事情に陥ってしまい、未だにチャレンジ中。 
それさえも、罠なんじゃないかと思うほど必ず5年目が近づくと悪いことが起きると言ってた。

それを乗り越えた友達が羨ましいといつも言ってます。

日本は人口が減少に向かっているのだから、グローバル化しないと将来は無いと思う。

その点、日本は二極化している。 一般の共通テストの他に推薦や AO入試、そして私立大学もいろんな加点の有利な方法もたくさんある。 共通テストでも前期で不合格ならば、後期での募集があるところで受験は可能だが難易度は上がってしまう。
3月末に合否がわかるのだから私立大に入学金を
払って備えることもハイリスクである。

うちもそのパターンで後期の合格だったので、それなりの課金をしてしまった。

日本はもっと後期受験をすればいいのにと思う。 
前期の合否で私立の合格を取った時点で後期受験をやめるパターンが多いように思う(ぼっちゃまの高校だけかな・・・?) 
あと、私立大も国立大に合格したら入学金の返金に応じるようにしてほしい。

大学に限らず私立中、高の入学の時も同じだけど。
合格するまでも
受験はお金がかかるし。
合格すればまた出費💸💸💸

そろそろ私立大学は合格が決まる頃だろう。

再放送があったら
見てください。