葛藤 | CFSって何?~謎の病気、慢性疲労症候群~

CFSって何?~謎の病気、慢性疲労症候群~

CFS(慢性疲労症候群・筋痛性脳脊髄炎)は病気なのか病気じゃないのか?
言われなくても本人が一番悩んでるんだよー!

うんうん、あるよなー。

って思ったことがあったので
書いてみようかな。


アメブロはじめ、各種ブログサービスや
Twitter、
Facebook、
実は今も続いているらしいmixi、
イケイケのLINEなどなど

いろいろなSNSがあるおかげで

布団にいながらにして
「外の世界」の誰かとつながれる。
テキストベースでも「おしゃべり」できる。

あ、LINEなら無料通話までできてしまうね。
スカイプとかツイキャスとかもね。


SNS含め、インターネットって

すごく大きな恩恵だと思ってきました。

つながる方が同病かそうでないかを問わず、
孤独から解放されることの意義は大きいです。



つらい症状も

「うんうん、あるよね!」

「無理しないほうがいいよー」

SNS仲間のそんな短いひと言に救われることも、たびたび。
身近な人が理解してくれなくたって
共感してくれる人がここにいる。

それは心の支えになります。


病気になっていなかったら、
SNSを使っていなかったら、
絶対に出会えなかったであろう人と出会えることも
奇跡的だと思います。





ただ、ちょっとしたトラップ(罠)もあるんですよね。


モバイルデバイスが進化したおかげで
手軽にやり取りできるようになりました。

その手軽さがアダになるというのかなぁ。

いや、手軽に情報にアクセスできるのに
行動を起こせないというギャップから、だろうか。

それとも、手軽さを勘違いするというのかな。



この辺はSNSをどう使っているか?にもよりますが、
(発信する人それぞれが)


例えばね、

とても苦しそうな記事やツイートがあっても、
現実的には対応できないとか。
(所詮オンラインとテキストでつながっているにすぎない)

つらさがわかるからこそ助けたいと思うが
対応できないので苦しい、
そして対応できないことで罪悪感も生まれる。
何か具体的な行動を起こさずにはいられなくなる。
「動ける者が動くべきなのでは?」と思ってしまう。



でも
「オンラインで発信されているその人像」
を知っているにすぎず、
実はほんとのところは何もわからない。
(いろいろな意味で)




メンタルが不安定なために
いつの話を書いているのか
いや、現実を書いているのか、
頭の中の風景を書いているのかが
はっきりしない人もいる。


SNSの使い方が人それぞれなので
・苦しい・つらいとただ吐露したいのか
・具体的に助けを求めているのか
の判断に迷う。

だって、ね、
「今、外で倒れてます」
とツイートされたのを
読み流すのって難しくないですか…?


とかね。




私もいくつか失敗をしました。
いやー、成長しないね。ダメだね。


オンラインの限界を知りながら、
こちらの可能な範囲で関わっていても
相手はそう思っていないのか、


わーっと過度に期待される

何か期待に応えられなかったり
気持ちを損ねることがあると、途端にdisられる


なんてこともあった。
あったっていうか、あるっていうか。




同病だからといって
理解・共感できるとは限らない、
そんなことは当たり前。

こちらははなからその前提で付き合っていても、
それでも。




それから、
多少、一方のほうが病状が良い(ように見えた)としても
まるっきり健康ではない。

あえていちいち明らかにしていないだけで
いろんな事情を抱えていたりもする。



オンラインで明かされているだけの情報で

「どっちが楽か?」
「相手が行動できるかどうか?」

なんて判断できませんよね。




もっといえば
その人の病気つながり以外の面は
まるっきり知らないも同然なのだから

お互いにその限界をわきまえていないと
お付き合いできなくなっちゃいます。



相手の痛みを思いやる能力の高い人ほど、
何をすべきかが見えてしまう人ほど、
傷つくリスクが高いだろうな。


その気持ちはとっても想像できるのよ。

想像できるからこそ言うと、
そこはあなたが負わなくてもいいところだったかも。



いろいろなことが見えたとしても、
あなたも病人。

見えても、わかっても、
まずはご自身を優先してほしい。

私から見ると、
まだ相当おつらい病状のように思いますよ。

「つらいのは見えるけど手助けできないんだ、ごめんね」

と割り切るスキルも病人には必要かな、と
最近思います。
外からは単にスルーしているように見えても。
ほんとうになんとかしてあげたくても。

とってもつらいけどね…。



誰が悪いとかではなく、ものすごく消耗しているでしょう。
きもちも、からだも。

ゆっくり休んで、まずはペースを取り戻しませんか。

まずはそれから。


待っていますね。