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その日は突然やってきた。
翌日が給料日のため給料明細をちょうだいねと声をかけておいた。
夫の会社はいまだ給料明細配布の古い風土。
それなのに、晩酌後、寝てしまった。
仕方ないなと、私は夫のカバンの内ポケットから給料明細を取り出した。そのそばに味気ない封筒が。ちょうど写真が入る大きさのそれを見て、何かの集いの時の写真でももらったのかなと、その時は見過ごした。
でも、珍しく妙な違和感がわいた。これこそが妻のカンだったのか。
夜中、気になった私は夫のカバンを開けて封筒を取り出した。写真であれば中年オヤジどもの懇親会か何かだろうと軽く思って。
ところが、中に入っていたのは紙だった。
開くと、明らかに女子の字と思しき拙い、幼稚な字で、夫をちゃん付けした宛名で文章は始まっていた。
衝撃的だった。こういうのがいたんだというのが率直な感想。
すぐさま写メにとり、手紙は元の位置に戻して、スマホをスクロールしながら夜通し文章読解にふけってみた。
目に入れても痛くないって言ってくれて嬉しかった
頭をポンポンしてくれて嬉しかった
孫か? 幼稚な字体からして若いことは推察できた
読めば読むほど、
コイツには父親がいないのか?
承認欲求が強いな~
女が家族にマイッタ時期に助けになっただと?
その頃のわが家は
子どもの受験、
父介護から急逝と慌ただしかった。
夫は何の助けにもなってなかったが、ヨソものを助けてたのか?
あんなのがどんな助けできてたんだろと、
はなはだ疑問。
クズ夫をかなりおだてた文章で、
ツッコミどころ満載だった。
最後は日付けも差出者の名前もなく、
手紙の書き方
マナー知らんのか、こいつは?
これがうしろめたいモノである自覚の表れなのだなと了解してあげた。
と、そこで
私は、まだ不倫をにおわせる何かがあるのではないかと思い立ち、夫のカバンを再度開けた。かなり底のほうに錠剤が入ったセロハンが出てきた。
四つ分のうち三つ使用済みの、錠剤が一つだけ残ったセロハンには、英語ではない文字が綴られていた。
読めない。
写メをとり、また元の位置へ戻した。
朝になり夫が起きてきて出勤準備。送り出してすぐさま、
先ほどの錠剤の綴りをググった。出てきたのは精力剤の記事だった。
あーパパったら、こんなの飲んでガンバってたのね~。
ということは相手はかなり若いのだなと確信。
サプリでマカは飲んでたが、それではついていけなかったのかな。
おいたわしや~
夫の不倫をバネにして自分の幸せを見つけられるカウンセリング
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夫の不倫で心乱さずに妻が賢く生きる カウンセリング
高遠うらら(Urara Takatou)






