風わたる街 茂木ちあきさんの新刊です。 大正時代、上総(千葉県)から上京して女子高等師範に通うようになった伊織の物語。 当時の様子を丹念に調べた成果が、小説のそこここに活かされています。 情景描写や人物描写も的確で、とてもわかりやすいです。 思わず引き込まれて読みました。 さすが、確かな文章力です。 関東大震災で被災した東京の様子、治安維持法など、今では忘れ去られた日本の近代史がしっかり綴られています。
わんぱくだんの すごろくたんけん わんぱくだんシリーズの最新刊です! 累計120万部ですって このシリーズは、いったいどこまで行くのでしょうね。 今回は、神社を訪れた三人組が、すごろくの不思議な世界に迷いこんでいくお話です。 それぞれの場面転換が鮮やかで、ページをめくるたびに「ええ?」と驚かされます。読者の小さい子どもたちも、大喜びでしょう。最後のオチも、ストンと胸に落ちました。 幼年向けの絵本の文章を書くのは難しいですが、ぜひお手本にしたい一冊です
かおがはずれるともだち 松井ラフさんの岩崎書店様からの新刊です ひとりでよめる こわこわ!おばけ話シリーズ 「かおがはずれるともだち」と「おわすれですよ」の2作が収録されています 「かおがはずれるともだち」は、何しろ題名からして、怖そうでハラハラドキドキ。思いもかけない展開が待っています 「おわすれですよ」は、学校で忘れ物をすると、なぜか家に届けてくれる赤いお札。その正体は…… どちらも、小学生の読者に身近な場面を題材にして、発想が素晴らしい(いや、もしや本当のこと?) たくさんの読者が読んでくれることでしょう 小学校低学年からお読みになれます
シジュウカラガンを呼びもどせ! 野泉マヤさんが新日本出版社から出された新刊を紹介します シジュウカラガンというガンは、私も知りませんでしたが、絶滅寸前の貴重な種類だそうです。 この本は、そのガンを日本に呼び戻そうと協力した人びとの姿を描いたノンフィクションです 驚くのは、日本人だけでなく、アメリカ、ロシア各国の鳥を愛する人たちの連携プレーで、日本にまたシジュウカラガンが群で渡ってくるようになったということ 1970年代から何十年も続けられたその感動的な活動を知りたい方は、ぜひお読みください 小学校高学年からお読みになれると思います 読書感想文に最適です
バロアチー! 風香のバングラデシュ 茂木ちあきさんが国土社から新刊を出されました 主人公の風香は、幼い頃亡くなったバングラデシュ人の母親の話を父親から聞かされ、バングラデシュの人びとの暮らしについて考え始めます 継続的な国際協力についても考えさせられる本です 読書感想文を書くのにもぴったりかも? 小学校高学年くらいから読めるのではないかと思います