県政報告21 9月定例会・ホーバー船体の取得へ | 浦野英樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

県政報告21 9月定例会・ホーバー船体の取得へ

■9月定例会・ホーバー船体の取得へ

 

9月8日~9月28日、令和3年第3回定例県議会が開催されました。同定例会では、大分空港アクセス改善策としてのホーバークラフト船舶3隻取得の議案が可決されました。入札の結果、落札したのはイギリスのグリフォン・ホバーワーク社で、金額は3隻で41億6486万円となります。

 

◆総務企画委員会での議論

 

総務企画委員会では、過去にホーバー路線が休止となった経緯も踏まえ、なぜ今この事業を進める必要があるのか?2日間にわたって審査され、私は、以下の観点から意見を述べました。

 

・バス路線との共存共栄 

大分市中心部とのダイレクトなアクセス、大分市外へのアクセス、ホーバー荒天欠航時の運送手段として空港バス路線は今後も重要。ホーバーと相互補完・共存共栄する関係でなければ利用者の利便性も低下する。バスも含めた総合的な空港アクセス改善を引き続き検討する必要がある。

 

・LCC路線の定着に向けて

平成21年の休止後の大きな環境の変化としてLCC(格安航空会社)の大分空港就航があげられる。現在、東京-大分間は最安で5000円を切る価格で、経済的な首都圏との距離は大きく縮まっている。LCCの利用者確保と路線定着の為には、空港アクセスの改善は継続的にとりくむ必要がある。

 

・近隣空港との競争力確保

東九州自動車道の開通により、北九州空港は大分市内から1時間30分程度でアクセス可能。同空港は、東京向けの便数が多い優位性があり、同空港との健全な競争力確保は必要不可欠。

 

 最終的には、全会一致にてホーバー船体取得議案は可決されましたが、7月に開催された住民説明会では、水しぶきによる塩害、騒音、発着場周辺の治安等についての質問がありました。引き続き、丁寧でわかりやすい説明を県に求めてゆくとともに、様々な課題をクリアしてのホーバークラフト復活に向けての議論を進めてゆきます。

 

グリフォン社のホーバークラフト 12000TD ※同社ホームページより

 

■時短営業協力金、支援金の受付

 

新型コロナウイルス・デルタ株、感染拡大を受けての、飲食店に向けた営業時間短縮要請は、9月26日をもって終了しました。影響を受けた関連事業者に向けての支援金も含め、大分県では、現在、申請を受け付け中です。・申請期限飲食店向け時短協力金 10月29日(金)まで関連事業者向け支援金 12月10日(金)まで

 

※詳細は おおいた中小企業支援ポータル を参照ください

https://oita-chusho.jp/

 

同協力金・支援金は、第1・2期(5~6月)を申請済の事業者は一部添付書類の簡略が可能です。また、途中で経営者が変わった場合は、事業継承を証明する書類が必要になりますので、改めて添付書類を確認する必要があります。当事務所の相談会でも、随時相談を受け付けておりますので、問い合わせください。