県政報告15 大分空港ホーバークラフト復活へ! | 浦野英樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

県政報告15 大分空港ホーバークラフト復活へ!

■12月定例会 大分ホーバー復活へ!

11月25日~12月11日、令和2年第4回定例県議会が開催されました。大分空港アクセス改善策としてのホーバークラフト復活に向けての補正予算案(補正額2億8334万)が可決し、2023年度中の運航開始に向けて、準備が加速してゆくことになりました。

 

◆総務企画委員会での議論

今回の補正予算案は船体発注にあたっての仕様書作成、発着地整備に関する測量調査設計費用等で、船体の設計・製造、発着地整備に向けて準備の為の予算です。ホーバークラフト復活にあたっては、県が船舶を保有し、運航は民間事業者が行う「上下分離方式」で運営することとなっていますが、運航事業者については、第一交通産業株式会社(北九州市)が決定しています。

交通政策を所管する総務企画委員会でも12月8日㈫に審査が行われ、様々な観点からの議論が出されました。

・騒音問題

大分市発着地の変更(西大分を予定)による影響、船体の静粛性向上に関して

・バス路線との共存

 大分市以外とのアクセス、ホーバー荒天欠航時の運送手段とし    て空港バスは今後も必要。いかに共存をはかってゆくか

・事業の継続性

第一交通産業選定の経緯。かつては廃止となったが、運航事業者の継続的な運営に向けての県の体制 等

 

◆乗組員・整備員の育成、確保について質問

私も総務企画委員会の委員として、乗組員・整備員の育成や確保について質問しました。現在、国内にホーバークラフト定期便運航はありません。世界的にも珍しく、定期便を運行しているのはイギリスのみという状況。普通の船舶であれば、経験者を雇用すれば済みますが、操船や船体構造が特殊なホーバークラフトは、新たに人材を育成する必要があり、退職時の人員補充も簡単ではありません。安全運航・事業継続の為にも、人員の課題は、早期に準備を進めておく必要がある旨、発言しました。

様々な課題をクリアしてのホーバークラフト復活に向けて、今後も議論を進めてゆきます。


 

■コロナ対応支援策、延長が必要!

コロナ禍が長期化し、年末年始の事業者への影響が深刻です。国の支援策である持続化給付金、家賃支援の申請期限は令和3年1月15日。いままで、なんとか乗り切ってきた事業者も年末年始にかけて、雇用維持や事業継続が難しいといった相談も増えています。国の支援策については、延長・第2弾の実施を求めるとともに、県民、県内事業者の状況に応じた大分県の支援策の拡充も引き続き提言してゆきたいと思います。