政党と地方議員の関係  地域主権は政党内から | 浦野英樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

政党と地方議員の関係  地域主権は政党内から

浦野英樹REPORT VOL.107 2016.09

 

政党と地方議員の関係  現場の最前線の声が反映される政治を!

 

■落選から這い上がった経験こそ必要
・民進党の代表選挙が終わり蓮舫代表が新代表に選出されました。本来なら、党の政策・路線についての論戦がもっと注目されるような代表戦となって欲しかったというのが正直な思いです。ちなみに、私はイチ党員としての投票権しかありませんでしたが、玉木雄一郎候補を推していました。理由:落選後もあきらめず、選挙区を歩き回ってドブ板で小選挙区で勝ち上がった経験に共感するからです。党首の知名度に頼るのでなく、地域での日常活動の継続・強化こそ必要だとの認識です。

 

■民進党代表選挙のポイント割合
・今回の民進党代表選挙、党員・サポーターも投票する形式で行われましたが、下記の通りポイントが割り振られていました。
党員・サポーター 23万5211人 231 ポイント
地方議員       1586人 206 ポイント
国政選挙候補予定者  118人 118 ポイント
国会議員       147人 294 ポイント
政党によっては党員であれば平等に1人1票という政党もありますが、民進党の場合は、旧民主党時代から「一般党員・サポーター」「地方議員」「国会議員(候補含)」それぞれ立場での投票意思を確認し、過半数候補がいない場合の決選投票は国会議員が行うシステムになっています。

 

■地方議員の一票の重み
・私は党所属の地方議員の経験もあり、ごく短期間とはいえ国政候補予定者として党に在籍していたこともありますが、前述のポイント割りを見てなぜ、地方議員の一票がこんなに軽いのか?と感じます。確かに、地方議員は、国の政策立案に直接関わる訳ではありません。しかし、国の政策について地域住民がどのような影響を受けるのか 最前線で、責任ある立場で把握できるのが地方議員です。国の一時的な人気取りの政策のため、地方自治体の現場が混乱している現場を目にしたことがありますが、住民目線・地域が主役の政治を進めてゆくのであれば、地方議員の「現場感覚」は、政党内での政策立案・方針の決定にもっと反映させる必要があるのではないでしょうか?

 

■政党内から地域主権を
・地方分権、地域主権 表現は様々ですが、地方が活躍できる政治を目指すのは、ほとんどの政党の共通目標と言えます。しかし、政党の内部を見ると「中央集権」「国会議員中心」的な部分が色濃く残っているのは現実。私は、まずは政党の内部から地方と国の関係を変えてゆく必要があると思います。