河村たかし名古屋市長について 雑感 | 浦野英樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

河村たかし名古屋市長について 雑感

名古屋で河村市長が圧倒的な得票で再選された。


私は、無所属時代から最も共感できる政治家の一人として
河村市長の名前を挙げている。(過去ログにも記載あり)
一方、今回民主党が応援する候補は惨敗であった。


元々、河村市長は民主党の国会議員であるし、
最初に名古屋市長に当選した時も民主党の応援を受けている。
しかし、今回は 河村市長と民主党が対決することになり、
結果は河村市長の圧勝だった。


河村市長は国会議員時代から、主張がが変わっていない。ぶれていない。
一方、民主党は、少なくとも多くの国民に「変わってしまった」と思われている。

大きな敗因の一つであると思う。


確かに、河村市長のやり方は「強引」に見える。
しかし、全て合法的に正攻法でやっているのも事実である。
議員報酬削減の流れも、これで全国に波及するだろう。


民主党としては、河村市長と対決するのではなく、
河村市長の主張を、「より現実的」なものにするアプローチを
すべきではないかと私は思う。


唯一つ、私は「減税」の主張にはあまり共感できない。
減税は「きっかけ」にはなるかもしれないが、長期的には
「増税」「減税」といったレベルの議論ではなく、
「適正な税制・社会保障とは」といった議論を進めてゆくべきだと思っている。

これは、「減税」以上の理念やビジョンを民主党が打ち出してゆくしかないと思う。