今更ながらエルフェンリートのOPが
グスタフ・クリムトの作品のオマージュであることを話したい。
 
それを知ったのは昨年12月。
エルフェンリートが良作であることを
外国人とコミュニケーションを取れるSNSで伝えていた。
そこからエルフェンリートについて調べていると
オマージュであるという記事や
各々の解釈の記事を多く見かけた。
 
グスタフ・クリムトの作品は今まで見たことがなく
エルフェンリートを先に知っているからかもしれないが
グスタフ・クリムトの作品を見た時に
『悲しい』とか『愛を求め続けている』とか『独り』
って感情や思いがぶわーっと身体を埋め尽くした。
 
エルフェンリート自体、そういった感情が渦巻く作品だ。
そして、私はそういったものに過剰に反応してしまう育ちなのだ。
いや、恐らくほとんどの人間が
「自分は孤独だ」とか「愛されたい」と思っているのではないだろうか。特に若者は。
 
絵のことはよくわからないし
好きか嫌いかくらいでしか判断できない。
グスタフ・クリムトの作品は、好きってわけじゃないけど
「独りなんだなぁ」と思ったし、彼は実際生涯独身だったそう。
そして、彼のことはよく知らないのだけれど「母親の愛を求めている」気がした。
作品からそんなことを感じ取った。
愛がある作品のはずなのに、どこか冷たい。
愛がある行為をしているところを描いているはずなのに、そこに愛があるように思えない。
 
私がグスタフ・クリムトの作品に対して思う事は
感覚的なものでしかないから、人に伝えるのは難しい。
 
けれど、そういうどこか冷たい感覚が伝わるから
エルフェンリートに使われたのではないか、と思う。
エルフェンリートも、愛の作品なのに、冷たいから。
 
エルフェンリート、観たことないって人は、是非観てみてください。
私は最終話で号泣しましたw