ちょっとシャイなH君、シャイな中にも聡明で繊細な感じが伝わってきました。

うちの学校にはいないタイプかな~?と思いましたが、ただ単にいい感じの人。
とだけ思っていました。

 

だって、失恋したばかりですからね。(笑)

 

好意を感じながら、何回か4人で会いました。

で、もう一人のY君からついに、付き合ってほしい、と言われましたよ。

「H君はWさんを好きみたいだよ。だからカップル同士でどう?」

 

みたいな変な誘い方で言われました。

 

こんなやつ、だれが! って思い、丁重にお断りしました。

それより、ちょっと好意を持っていたH君がWさんを好きなんだ、ということにショックを受けました。(笑)


で、後でわかったことですが、WさんもH君に好意を持ってたようです。

Wさんから、「わたし、H君と付き合っているんだ!」って聞いて、「そうなんだ!」と平静を装いましたが、

心を読める人がいたなら、私の心をさぐって、笑うだろうなぁ~~というぐらい、うろたえていました。(笑)

しばらくWさんはH君と付き合っていたようですが、ある日、「私、H君と別れたんだ」って言うじゃないですか!
なんで?って聞いたら、勉強に身が入らないのは困るし、受験もあるし、なんとなく合わないし、

みたいなわけのわからないことばかりを並べていました。

そんなとき、心を読めるのはいいですね。

すぐさま、Wさんにズームイン、したところ、「○○ちゃんのことを好きだった、なんて言えないじゃない」と言ってるのです。

 

な~~に~~!!!!!!

H君が私のことを好きだって??? 馬の耳に念仏、いやいや、寝耳に水とはこのことです。

つづく。

 

 

 

 

さて、K君にふられて、どうなったかって?
決まってるじゃないですか。
K君の心の中を読めるようになりましたよ~。(笑)

 

ほんと恋が破れた途端に、心が読めるなんて、不思議よね~。
う~~ん、神様が試練を与えているとしか思えないですよ。

 

ちょっとK君、今はどう思っているのか、覗いてみたら、

もう、なんのことない、私のことなんかこれっぽっちも出てこない。(笑)

そうだよね、好きな人のことで頭がいっぱいだよね。

 

あぁ~~、そんなんで、恋に夢中になっていた私の成績は見事に下がり、

担任の先生に、叱られた~~。

「○○、下がりすぎだ。ちゃんと勉強しろ!」ってね。(笑)

 

私、入学したときは、たぶん真ん中あたりにいたと思う。

でもそれがほんと下位の方に、見事に下がって~~。

こりゃいかん、って思ったけど、そこまで下がれば、気楽なもんです。(笑)

 

またちょっと恋をしました。恋?まで行ってないかなぁ?
部活は茶道部でしたが、同じ市内に、進学校の男子校がありました。

そこの茶道部と行き来があって、お茶会をしに、その高校に行きました。

 

そこで、声をかけられました。
同じ1年のY君でした。
どうも彼は私に気があるみたいで、やたら話しかけてきました。

で、1対1までは誘えなかったみたいで、彼の先輩のH君と私と同じ茶道部のWさんと
4人で会うことにしました。

 

一緒に会って話をしているうちに、私は一つ上のH君に好意を抱き始めました。
あぁ~~、なんて恋多き人生。(笑)

 

 

 

 

 

どっちが先っだったか、覚えてません。

そうですよね、ドキドキで頭が真っ白なんですから、いや、真っピンクなんですから。(笑)


私が先だったか、K君が先だったか、そんなことはどうでもいい、とにかく下駄箱に向かいました。


私はSちゃんの腕をつかんで、いや、腕を組ませてもらって、向かいました。
そう、怖かったのです。意気地なしです。

 

K君の顔が見えました。

ちょっと照れ臭そうに笑ってました。それがまたかわいい~~。(笑)

K君「あのさ、昨日の返事なんだけど~。」
私「あ、調べた?」
K君「うん。 でも、僕、Mさんが好きだから。」

 

私、「うん、うん。」 

 

もう、言葉になりません。 泣く予定はなかったのに、なんだろ、涙があふれ出てきました。

そういう言葉は聞きたくなかった・・・。

やっぱりなぁ~~。

私が入りこむ余地はなかったんだ・・・・。

じゃ、なんで、Mさんがだめだったら私、って言ったんだろ?

 

そうか、だめじゃないんだ。

そうか、まだMさんを好きなんだ。

 

手袋、どうしよう?
せっかく作ってきたんだから、渡そうっと。

 

これ、クリスマスプレゼントとさしだすと、K君、とても快く受け取ってくれました。

 

そして「ありがとう」と 言ってくれた。

でも、この言葉が、この時ばかりは暖かく聞こえなかったです。

こんなに辛い、悲しい、ありがとうがあるんですね。

 

 

はぁ~~~~。泣ける、泣ける。

あれれ? 隣にいるSちゃんまで、泣いてる~~。

なんて優しいSちゃん。

 

二人でぽろぽろ、ぽろぽろ、涙をこぼしながら、手を組み歩いてました。

撃沈です。
こんなに真っ向から失恋したのは初めてでした。

でも、なんかさわやかでした。
なぜかなぁ~~?
それはK君が正直に、誠実に答えてくれたからだなぁ~って思いました。
それも彼のやさしさなんだなぁ~って思いました。

 

そして次の日。

K君が私を呼びました。

 

K君「これ、昨日のお礼だから。ありがとう。」とちいさな包みを渡してくれました。

 

なんだろう?と家に帰ってから開けたら、とてもかわいい湯飲み茶わんをくれました。

水森亜土さんの絵が描いてある茶碗でした。

 

ふられたのに、凄くうれしかったです。

のちのち、私はこの湯飲み茶わんを結婚するまで、使いました。

大事に、大事に、使いました。

 

 

つづく。