F君とは初めて2年で同じクラスになりました。
1年の時は顔は知っていましたが、話したこともなく、ハンドボール部でした。

身長は私と同じかちょっと高いくらいでした。
私の理想は、自分が162センチなので、絶対それより高くて、ヒールを履いても
まだ背が高い人、ま、つまり、175センチは欲しい、というのが理想でした。

 

それと、付け加えるなら、やっぱり私より頭がいい人が好きでした~。

みんな同レベルで入った高校ですが、頭のいい人は本当に頭がいい。(笑)(当たり前ですが。)
下位にいた私には同学年の生徒はほとんどみんな私より頭が良かったので、

頭だけはみんな理想の人に入りますね。(笑)
そりゃそうだよね。

F君は頭は良かったけど、外見の理想とは、ちょっとかけ離れていましたが、

F君はそれを上回るほどの個性的な人物だったのです。

 

とても面白くて、私はこの時ほど、学校に行くのが楽しくて楽しくて、たまらなかった時代はありません。

普通、学校が楽しいなんて思えないでしょ???

そして不思議だったのは、F君を好きでもF君の心が読めたことです。
びっくりでしょ?

つまり、私はF君に対して、盲目になってなかったのです。
手痛い失恋を経験してからというもの、自分の心をセーブすることを知ったようです。
F君を好きで好きでたまらないんだけど、F君がどう思っているか、ズームイン、できたんです。

 

これは嬉しかったですねぇ~~。
好きな人の心が読めるんですよ~~。

 

でも、私のことはかわいいなぁ~、ぐらいでしたね~~。
それ以上は何も思ってなかったようです。(ちょっと残念)

 

きっと頭のどこかで、「のぼせちゃだめだ、のぼせちゃだめだ!」って指示していたのだと思います。

でも好きなことには変わりがない。

席替えして、席が隣になると、もう、飛び上がるほど嬉しかったです。
斜め後ろでも嬉しかった~~。そう、とにかく近いと嬉しかったのです。

休み時間になると、うちのクラスはトランプの「ナポレオン」というゲームが流行りました。

これをやるのが楽しくて、いつもF君の仲間に入って、5人でやってました。

このゲーム、ナポレオンと副官のカードがあり、それ以外は敵になります。

どうやって副官を知らせるか、とか心理戦になるんです。
しゃべると大体わかってしまうので、サイレントナポなんて名付けて、
みんなし~ん!として黙々とやってました。

 

その間、私はずるいけど、一人ひとりズームインです。(笑)

あ、こいつ、ナポレオンだ、 あ、敵だ~、副官だ~~。
すぐにわかってしまいます。

 

だから、私と組んだ人は負けたことがないのです。
「○○と組むと負けないなぁ~~。」なんてFくんに言われ、有頂天になってました。(笑)

そんな楽しい毎日を送っていた時、家に1枚の封筒が届きました。
差出人の名前が書いてません。

 

母のいる前で、「誰からだろう???」
なんてあけて、読み始めました。

 

私「え~~、なになに~~。
 初めまして。 私はB君の幼馴染のCと言います。突然こんな手紙を書いてすみません。」

むむむ・・・・・。なんだこれ???

ま、まずい、母の前で読むわけにはいかない~~。

 

私はあわてて、自分の部屋に行って、その手紙を読み始めました。

つづく~~。

 

 

お茶会が終ったあと、H君に呼び止められました。
H君「○○さん、ちょっと話があるんだけど・・・。」
私 「はい、いいですよ。」

 

近くの喫茶店に入り、話をし始めました。

何気ない会話。

 

どうしてた?
受験ですね~。
Y君はどうしてますか?

そんな会話から、

 

H君「Yが仕組んだことなんだよ。」

私 「え、なんのこと?」

H君「僕がWさんと付き合ったのは、Yが勝手に、僕がWさんを好きなんだってことにして、

   自分は○○さんと付き合う、という筋書きにして、カップル2組成立にしようってね。」

 

私 「・・・・・・。」

 

H君「だから、もう僕がWさんを好きなんだってYが伝えちゃったから、なんかWさんを傷つけてはいけないと思って、
  付き合い始めたんだよ。」

 

私 (ひぇ~~~、なんだこの男は。優しいのか、優柔不断なのか、自分がかわいいのか・・・。)

私 「そうなんだ、ちょっとびっくりしました。」

 

H君「でも、僕が好きなのは本当は君だったんだよ。」

 

私 「・・・・・・・・。」(はい、Wさんの心を読んだので知ってます。とは言えず、はじめて聞いたような驚いた顔をして

  うつむきました。(きゃぁ~~、恥じらってる~~。(笑))

 

H君「もしよかったら、僕とつきあってくれないか?」

 

私 「H君、受験でしょ? 受験のじゃまはしたくないから、ちょっと遠慮します。」

 

 

なんて、変な断り方!!!!
自分で言ってて、腹が立つ。(笑) はっきり好きな人がいます、って言えばいいのに~~~。
でも、私も自分がかわいくて、いい子でいたくて、傷つけないようにって変なやさしさの言葉だったのです。

それっきり、会ったりはしなかったけど、後で聞いた話だけど、浪人したって。

私のせいじゃないよ。私は遠慮したんだからね。

 

さて、本題に戻ろうっと。

そうです、好きな人ができました。

恋が多いなぁ~。私は。

 

それは同じクラスのF君でした。
つづく~~。

えぇ~~、どういうこと???
H君が私を好きだって???

いやぁ~~。心が読めるっていいような悪いような。
疑心暗鬼。信じられない~~。どんな言葉を並べても、謎でした。

どうしてそうなったのかな???

そんなことにかまっていられないくらい、成績が下がってしまった私は、猛勉強しました。(笑)

そのおかげか、ちょっと世界史の点数が70点台を取ったら、真ん中の順位に来ました。

ということは、この学校は、1点、2点のちがいでひしめき合っているんだな?ってことがわかりました。

 

なんだちょっと頑張れば、元の位置に戻れるんだと、変な自信を持った私は、また勉強をしなくなりました。(笑)

 

 

新しい学期を迎え、私は無事落第もせず、2年に進級できました。

新入生も入り、茶道部にも後輩ができました。

2年になると、私が部長です。ってか、Wさんがやめちゃったから、私しかいない。(笑)

 

また、あのH君がいる、男子校との交流茶会をすることになりました。

ちょっとどきどき、しながら行きました。

 

どんな顔して会えばいいんだろう?

 

 

H君がやってきました。
あぁ~~、変わらない~~。知的で繊細な顔している。
すぐにH君の心にズームイン。

「あ、○○さんだ。変わってないなぁ~~。やっぱりかわいいなぁ~。」

ひゃぁ~~、のっけから嬉しいことを想ってくれている。
そう、まだ私はH君に恋をしていませんから、心が読めるんです。

 

でも、たぶん、私はH君を好きだけれど、なんとなくお兄さんの感情しかなかったのです。

なぜって?

本命ができたからです~~。(笑)
凄く好きな人ができたからです。あっはっは。

 

つづく~~。