11月8日に牡牛座の満月があり、同時に皆既月食になります。




 

新月はスタートで満月で結果が出ると言われ、感情や気持ちを表す月が光を増す事から主に個人的な感情面での変化が大きくなります。

 

普段の満月は1か月くらい影響ですが日食や月食は半年に一度起こることからも影響は半年くらいは続くと言われて、普段の満月の強化版になります。

 

そして皆既月食という満月の光が地球の影に覆われて赤く染まるという現象を伴うことで、普段の一部分しか影で覆われない部分月食よりも影響は大きくなると言えます。

 

日食や月食は太陽や月の光に影が覆い、また影が去って光を取り戻すことからも「死んで生まれ変わる」「何かのフェーズが終わりまた何かのフェーズが始まる」といった死と再生といったような影響があります。

 

これは月の個人的な感情の面での影響なので、人々の気持ちに関する影響が大きく、そして牡牛座という自身の五感の肉体的な感覚や、自身の所有に関する事などに気持ちが動かされるという事が起こりそうです。

 

日食、月食はドラゴンヘッドかドラゴンテイルという計算上のポイントの近くで起こるものであり、この皆既月食は影響を拡大するドラゴンヘッド側で起きており、肉体的な感覚、所有するもの対しての気持ちが大きく拡大するともみれます。

 

肉眼で実際に皆既月食が観察できる地球のエリアではさらに影響を受けることもあり日本と私が住んでいるオーストラリアでも観察できることからこれらのエリアでは実際に受ける影響も大きくなりそうです。

 

今回の皆既月食はもう一つ大きな天体ベントで、地球の影で赤く染まった月が天王星を隠すという事がおきます。

 

占星術上では天体が他の天体を実質隠すのは結合の意味が強調されることになり、より一層天王星の影響、それは革命であったり突然の変化という作用を強く及ぼします。

 

そしてさらにこの満月軸と天王星と90度の角度を取る水瓶座の土星が絡みあっていて、これは不動宮という頑固な位置で、保守手的な自分自身の感覚を誇る牡牛座と、相手や対象と結合する事で変容をもたらす蠍座と、自分自身を突き放して客観性を保つ水瓶座というところがっつり組合って、複雑なコンビネーションが月食の感情面での生まれ変わりに影響を与えています。

 

これは、まとめると

「自分自身の今まであった頼りある肉体感覚や、自分自身のリミットをわきまえてこなしていた事柄も、自分自身や相手との関わりの中で変えていかないといけない部分が出てくる。

それは自分も変わらなければいけないし、相手も変わらなければいけない。

だがしかし、ぎりぎりのところではやっぱり頑なに変えないほうが良いこともあり、客観的に見つめる部分も残さないといけない。

こういった3つくらいの別のアングルの頑なな性質をいっぺんに変化させないといけない状況が起こりそう。

これは個人的な感情面での変化というところにでてくるであろう。」

 

これらが今回の皆既月食のテーマとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに大きくみて、時間軸も広げてみると、半年前に起こった日食と月食は牡牛座と蠍座の間で起きていて、今回の皆既月食と2週間前の日食はまた牡牛座と蠍座の間で起きました。

 

これは半年前とこれからの半年の1年くらいの食の影響は牡牛座と蠍座のラインでの死と再生がテーマになっています。

 

牡牛座と蠍座は自分の感覚と、相手や対象に没頭することで変容するという、所有と所有される間での生まれ変わり(刷新)が起きていると考えられます。

 

こういった事を自身の周りで起こっていることと重ねてみて、どう変容していくかを考えてみるといいかもしれませんね。