5月1日に牡牛座で部分日食を伴う新月が起こります。

 




新月はスタートで満月は結果で、日食は新月の強化版ともいわれ、普段の新月が次の新月までの1か月ほどの影響ですが日食は半年に一度起こることで半年ほどの影響があります。

 

 

 

日食は月が太陽の光を遮り、そしてまた光を取り戻していくことから「死んで生まれ変わる」「何かのフェースが終わりまた何かのフェーズが始まる」などの意味を持つことになります。

 

太陽という社会に対して意思を表す性質が隠されるということから影響はもっと社会的なもの、組織的なこと、仕事などが影響を受けそうです。

 

古代の占星術でも日食が起きる時には王が死んで新しい王が誕生するなどの予兆として考えられていました。

 

今回の部分日食は手に取って五感で感じられる物質的な豊かさを表す牡牛座で起こることから、私たちの生活を支えている物質的な商品などを考えさせられるといった出来事に遭遇するかもしれません。

 

この牡牛座の日食のすぐ横に急激な方向転換を迫る天王星があることからも、今まで当たり前にあった物質に対する考え方を急な状況で変化させざるおえないといった事がありそう。

 

日食、月食が起きるときにドラゴンヘッドとドラゴンテイルという計算上のポイントがあってどちらか一方のほうで日食、月食は起きるのですが、今回は影響を拡大、増大させるドラゴンヘッド側で起きています。

 

物質的な変化を求められるのですが、別の選択肢というものが多くあるともいえるし、変化した先には前よりももっと多くの物に恵まれるということもあるかもしれません。

 

牡牛座には肉体的な意味があるので体に関する変化、食べるものに対する変化、自分の持ち物に対する変化、などなど様々な要因が考えられます。

 

その他の天体の配置を見ると魚座にあると実力を発揮する金星、木星、海王星という愛情や芸術やスピリチェアルといった感性を豊かにする組み合わせとそれを前面に出す火星があり、どういう言動と行動をとればいいのかを表す水星が情報や知性を的確に表現できる双子座にあることから感情面でも実行力の面でも満足した選択をすることができそうです。

 

 

 

 

 

サロス周期という18年と11日ごとに同じような条件で起こる日食の周期があり、このサロス周期が同じ日食は占星術的に同じような性質をもつと オーストラリア出身の占星術家 Brady Bernadetteさんは著書のなかで説明していて今回の日食はサロス周期119番になり、「父親や権威的なものの関わりの中で責任をもってコントロールすることが出てくる。それは誰かの病気や他人の頼りなさなさから自ら受け入れてコミットメントすることになる。」という性質があると述べています。

 

前回のサロス周期の同じ日食は2004年4月19日に起きていたので、その当時のことの記憶があればどういうことが起きたか比べるといいかもしれません。

 

 

 

 

日食と月食は半年に一度の間隔で続けておきます。

 

今回の日食のあとの5月16日の満月は月食になり食のシーズンになっています。


日食月食は強力な影響がありそのエネルギーで一段と飛躍したり活躍するといたこともありますが、自分の意図する方向ではない場面で何か起きる事があります。

 

占星術的なアドバイスをする面では日食、月食時には新しいことを始めないほうがいいともいいますので今回の日食が起きてからと次の月食が起きてからの2週間くらいは様子を見ておいたほうがいいかもしれませんね。