12月29日に木星が魚座に入ります。

 

 

 

 

これは今回2回目で合計3回木星が魚座に出入りする最大の期間になります。

 

1回目は2021年5月14日から7月28日まで

2回目は2021年12月29日から2022年5月11日まで

3回目は2022年10月28日から12月20日まで

 

1回目に木星が魚座入りするときに書いた記事で説明したので今回は詳しくはしませんが、魚座は木星の本来の居住地で力を発揮し、先に滞在している海王星も魚座が居住地で2つの天体が本来の力を発揮する時期です。

 

この2つの天体が同時に魚座にあったのはおおよそ165年ぶりで、この2回目の木星魚座入りでついにこの2天体が同時に重なるのが2022年の4月12日になります(1回目と3回目の木星魚座入りでは重なることはない)。

 

木星の拡大、援助と海王星のスピリチュアル、理想、非現実性が重なり理想郷のような世界が現れるかもしれませんが、同時に海王星は現実性の見込みのない夢などを木星が拡大して甘やかすので、夢を語って詐欺にあうなどのネガティブなことも考えられますが、気持ちだけの面でいうと希望があふれた期間となりそうです。

 

魚座を含めた蠍座と蟹座の水の星座の人たちにとっては感情を満たす、人々とのつながりを期待できます。

 

さて、今回はこの木星の魚座入りだけではなく、同時に天体の配置で大きく世の中に影響を与える配置が見つけられたので考えていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

まず、12月24日にぴったりと90度の角度になった土星と天王星のスクエアがまだまだ影響力を与えています。

 

2021年中に合計で3回90度になってこれが3回目で最後です。

 

土星、天王星のスクエアは「体制の反抗、崩壊」というのがテーマで、今まであった安定した世の中の仕組みというのを壊す時期であったと言えます。

 

これが最後ということで、体制や仕組みが壊されてきたというのは、壊された後の新しい制度の始まりともとらえられます。

 

具体的には皆さんがこの1年で壊されてきた今まで安定した社会というのは私が説明しなくても感じているとも言えますし、これが最後で次の段階に入るとらえられます。

 

 

 

 

 

 

その次は木星の魚座入りの時に火星がある射手座の位置は、12月4日に皆既日食が起きた場所とほぼ同じです。

 

 

 

 

これは2つの天体が重なる大きな意味のあるイベントの時の後でその場所にまた別の天体が来るときにそのイベントのエネルギーが活発になるということで、社会を予想する占星術の技法の中で日食が起きた後の同じ場所に火星が来ると、争いごとや戦争が起きるなどが考えられていました。

 

争いごとなどは起きては欲しくはありませんが、そこまでいかなくとも具体的に日食の「生まれ変わり」を火星の「アグレッシブな行動原理」で促進するような流れが起きてくるかもしれません。

 

射手座は冒険をして未来を創造する星座ですので、そこで具体的なアクションを起こす行動が考えられます。

 

 

 

 

 

さらに他の天体配置では逆行中の金星が水星と重なり、隣の冥王星から極限まで深める影響が考えられます。

 

金星の逆行の記事で説明しましたが、この金星、水星、冥王星があるあたりは2020年の初頭に木星、土星が冥王星と重なった場所あたりになります。

 

 

 

 

 

 

この2020年の初頭に山羊座にあった3つの天体から、新型コロナウィルスから始まった世の中の大きな混乱の流れが起きたと占星術上では解釈されています。

 

金星の逆行では金星の意味する女性、お金、美、芸術、恋愛 を逆行の内面をふりかえる性質で、時代の流れの中で再定義するとしましたが、木星の魚座入りの日にここに水星が加わります。

 

この水星はこの度数ではただ重なるだけではなく、来月1月14日から逆行を始めてそれが終了する2月4日に水星戻る位置と同じになります。

 

これは水星のシャドーフェーズと言われて前期と後期に分かれるのですが、逆行が始まった度数から逆行が終了した度数の間を逆行の前の期間で水星が通りすぎた時期と逆行の後の期間で水星が通りすぎる時期はその期間のテーマが繰り返されるということです。

 

木星魚座入りの日の水星の位置は2月4日に水星の逆行が終わる位置になり、このテーマを考え直すポイントで2020年初頭の木星、土星と冥王星が重なったポイントでありその時代のテーマを考えさせられるということです。

 

金星の逆行と水星の逆行のシャドーフェーズのポイントということで、金星の意味に加えて水星の思考、コミョニケーション、伝達などがこの時代の中で変容していくポイントであると言えます。

 

ややこしくなってきましたが、要するにいろいろな時代的な変化のポイントがこの木星の魚座入りに同時に示唆されているということです。

 

 

 

この天体の配置をみて、具体的に何が起こるということは様々が可能性があって断言することは難しいのですが、象徴的にみると

 

「この2年間の間で起こった世の中の大きな変化や混乱というものはあらかた終わりを迎え、人々のお金や愛情や思考や計画といった時代に対応する内面も外面も含めた個人的な変容がおきる。 具体的な新しい物を作るムーブメントや事件が起こり、内心は楽観と夢に満ちた精神状態、だけどその中には現実味のない分野もありそこにおぼれて騙される(騙す気が相手になくても)といったことも。 とにかく私達は次のステップに入る」

 

と私は考えました。

 

 

どういうことになるかはまだ先ですが、ポジティブに強く生きていきたいですね。