1月13日に山羊座で新月が起こります。
 
 
 
 
 
 
新月は太陽と月が重なるイベントでその次の新月のおおよそ1か月のテーマを表します。
 
 
 
山羊座は構造、社会、組織の仕組みなどを表し、人で言うと骨格を象徴していて、組織や社会の構造、個人のことでも自分をどうやって運営していくかなどの計画的なことを考えていくことがテーマになりそうです。
 
この新月には物事を徹底的に深く見直して、根底から変容させる動きをする冥王星が重なっています。
 
これは、どう世の中を組み立てていくかということを徹底的に深く考えていかなければいけないという状況を表しているかもしれません。
 
 
 
2020年を通して世界中の国々が新型コロナウィルスが原因で、社会の仕組みを根底から考えなければいけないという状況があったと皆さんも感じていると思います。
 
占星術の観点からその状況を象徴していたのが山羊座の木星、土星、冥王星のトリプルコンジャンクションであったと考えられますが、この3天体の中で特に1番大きな影響を与えていたのは2020年1月13日(ちょうど1年前)に重なった土星と冥王星でした。
 
これはおおよそ33年から38年周期で起こるイベントで、土星(構造の骨格)が冥王星(死と再生)と重なることで、強固に築き上げてきた制度をあらがえることができない力で変容させられるという状況になることがあります。
 
そして今回の新月は1年前に土星と冥王星が重なった場所で起こっていて、このテーマを考えることが強調されるように見えます。
 
 
 
つい最近の年末に起きたグレートコンジャンクションで地の時代から風の時代にシフトして、新しい時代が始まるという期待がありますが、すべて一斉に前のものがなくなって、新しいものにとって代わるということは難しく、地の時代の土が残っているところに風が吹き始めたということは、砂が舞って視界を塞ぐという象徴的なことが起こることも考えられます。
 
 
 
この新月とは別に水瓶座に入った土星と牡牛座にある天王星はスクエアという緊張した角度をこれから先に作っていきます。
 

これは2021年に3回ほど重なるイベントで、土星(構造の骨格)が天王星(革命)に叩かれることで、今ある制度を壊して変えていくという象徴的な出来事になる可能性があります。
 

これをつい先日(1月7日)に半年間牡羊座にあった火星がいままで溜めてきた勢いを形にしようと牡牛座入りして、天王星に近づいていて、土星と天王星に着火させて煽るような動きに見えます。


 
こう考えていくと、まさに時代を大きく変革させていくようなイベントがこの先に待っているようです。

 
冥王星、土星が重なるテーマと土星と天王星のスクエアのテーマは長い周期の話なので、今回の新月の1か月ほどの期間では終わることはないでしょう。
 
この新月はそういった世の中全体の構造について深く考えてみるといった期間になると思います。
 
 
 
どうしても山羊座で土星より遠い天体が絡むときには社会や時代の流れがメインテーマとなるので、個人の話にするのは難しくもあります。
 
この山羊座の新月を個人のテーマに関わらせるとすると、やはり自分自身の人生の骨組みをどうしていくかというのを考えるといいと思います。
 
今まであった仕組みや安定といったものが崩れてはいるのですが、壊れてしまったほうが逆に作り直しやすいと言えます。
 
この新月の次の日の1月14日からは逆行していた天王星が順行にもどります。
 
これで今月末までは逆行しているメジャーな天体はなくなり、前向きに物事を構築していくにはプラスな時期になるのかと思います。
 
 
 
重苦しいような動きばかりかとおもったのですが、山羊座の金星が牡牛座の火星と天王星にトラインという調和した状態で、趣味とか恋愛とかそういったことに関して楽しむことができる配置にあります。
 
ここのところは大きな枠組みが揺らいでいるなかで、好きなことをするというのは救いになるというか、普段よりもエキサイトして楽しめる事が出てきそうです。
 
 
どんな状況でも楽しむことは必要なことのようですね。