シドニー在住の占星術師ののぞみです。
前回までは年単位での時代の流れを星で説明してきたので、最近の星の動きを説明しようと思います。
今は５月に入ったばかりですが、５月１３日から６月２４日まで金星が双子座で逆行します。
水星の逆行というのは年に３回もあり、公共交通機関が遅れたり、契約ごとがうまくいかなり２度手間、３度手間となったり、話を勘違いして失敗したりと、わかりやすく、知っている人には馴染みのある（このことを知っていると、今水星逆行してるなとよく思います）といってもいいですが、金星の逆行はおよそ１年半に一回起こるのであまりわからないと思います。
逆行する天体はその星の意味が内側にさかのぼるように内向的になり、自信をなくすことや、逆行の意味通りに戻ってくると解釈もできます。
金星はお金、美、芸術、恋愛、などを意味し逆行になることで、お金に関する失敗、美容に関すること（髪の毛を切る、洋服を買う、ダイエットをする等）で新規に始めることは上手くいかないことがあるのでやらないほうがいいかもしれません。
逆行の戻って来るという意味ででお金が戻って来る、昔の恋人が戻ってくるということもあるのでいいこともありますね。
この逆行が双子座で起き、双子座は知識を得ること、データ解析、コミュニケーション、出版、教育、旅行、交通関係などを表します。
現在の新型コロナ騒動で、どの業界も経済的にはよくないことばかりですが、特にこの期間に出版社、教育関係、旅行会社、交通（航空会社、自動車産業)、などの負債が表に出てくることなども考えられます。
お金、美、芸術、恋愛に関することで双子座の特徴である知識や情報によってああでもない、こうでもない、と振り回されるといったこともあります。
恋愛に関することも、逆行期間は表立って言えないような恋愛関係（浮気、不倫）や遊びだけの関係や誘惑といった面がみられるかもしれません。
特に金星は幻想や詐欺といった意味の海王星（そして支配している魚座にいる）と緊張した角度をとっているので、誘惑に引き込まれるといった面が強調されます。
お金の面でもそうですが、この時期に甘い話を持ち出す人物には要注意です。
被害者面で憐れみを求めてくるようなタイプの人間には気を付けたほうがいいかもしれません。
こういった海王星の影響は５月いっぱいは続くので今月は注意をしておいたほうがいいでしょう。
ただし、情熱といった面ではこれとなく盛り上がるので、そういった面を楽しむという意味ではいいかもしれません。
金星の逆行は８年前とほぼ同じ位置で毎回起こります。
２０１２年の５月１６日から６月２７日で金星の逆行は双子座で起こりました。
金星の意味するお金、美、芸術、恋愛はあなたの８年前の現状と同じように現れるかもしれません。
その時どういったことがあったのか、振り返ってみると今回の金星逆行の手がかりになるでしょう。
金星逆行は１年半に一回起こるので、そんなに頻繁でもないのでこの時期にどういったことがあるのか観察すると面白いと思います。
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