神戸で主婦だった私が
東京で占いサロンを運営して５年１か月が経ちました。
サロンは閑静な住宅街の目立たない場所にありますが
著名な方々もお忍びで遠方から足繫く通ってくださっています。
先日、お誘いを受けて食事をご一緒することとなり、
人生で成功するために大事なこと、
我慢しちゃいけないことって何かしら？
という話になり
「・・・移動距離じゃない？」
と認識が一致したので、
今日はそのことについて書こうと思います。
先日まで世界の歌姫、テイラー・スウィフトさんが
東京ドームで４日間の来日コンサートをしていました。
東京ではそのコンサートのチケットを幸運にも入手できた22万人の人たちで
浮足立った雰囲気がありました。
スウィフトさんは10日の夜にコンサートを終え、
11日にラスベガスで行われる
プロフットボールＮＦＬのスーパーボウルの
観戦のために急いで帰国しました。
恋人のトラビス・ケルシー選手を応援する為です。
日本とアメリカには時差が17時間ありますが、
東京からロサンゼルスまで飛行機で10時間、
東京からラスベガスまで直行便だと14時間かかります。
「テイラー・スウィフトさんがスーパーボウルに間に合うか？」
在米日本大使館が異例の声明文を発表するほど
注目をされていました。
私も易で占いましたが、本来なら間に合わないところを
奥の手で「間に合わせる」という形が出ていて、
これはチャーター機で移動かなと思って事の成り行きを眺めていました。
12日のニュースで、間に合って無事に観戦したという記事が出ていました。
テイラー・スウィフトさんといえば
誰もが認める世界で成功した歌手といえると思います。
その方が当たり前にしているこの行動にこそ
成功の秘訣が隠されていると私は思っています。
この地球上に肉体を持って生まれたからには、
どうしても物質的な制約が隣り合わせとなります。
何かをするには肉体をその場所まで移動させなければならないのです。
現実を動かすには、まず自分が行動する必要があります。
日々の行動も大切ですが、
ここ一番で「長距離移動」を試されます。
呼ばれたならば、即その場に姿を現す必要があり、
これが迷わずできたかどうかで
人生は大いに輝く方向にいくのか
相変わらずくすぶり続けるのかに分かれます。
成果がどうか？行くと得となるか？というのではなく
移動することこそに意味があると私は思っています。
私が今あることに続く
大きな分岐点だったなと思うことがあります。
2011年に
「モンサンミッシェルいらっしゃ～い」
という声が、私の頭に大きく響いて
寝ていた私は、朝に起こされたのです。
桂三枝さんの声でした。
なぜに桂三枝さん？？？と困惑しながらも、
2日連続で早朝に起こされたこの言葉を信じた私は
パリまでの家族分のチケットを手配し、
1週間後に、私はモンサンミッシェルの
サント・マドレーヌ礼拝堂に立っていました。
そこで降りてきた言葉が
『数秘術をやりなさい』
でした。
今度は桂三枝師匠の声ではなく、天使のような声でした。
それで、私は
「わかったやります。私やります！」
と教会で誓ったのです。
日本からパリまで9,596 kmも
わざわざ移動しなくとも、
「数秘術をやりなさい」と天使の声で言ってくれれば
したかもしれませんが、どうでしょうか？
本当に私は、動いたでしょうか？
決意ができたでしょうか？継続できたでしょうか？
おそらく今の私はなかったのではないでしょうか。
今では子育てを終えた神戸の主婦の私が、ここにいたかもしれません。
なにせ私はそれまでの人生を3日坊主として過ごしてきました。
私はいつものように3日間で挫折していたことでしょう。
けれども、
往復で2万キロも移動しているあいだにも
いろいろ受け取るメッセージにあふれていた移動でしたから、
その後も信じて疑わず、心揺らぐことなく
『数秘術』に邁進し続けた結果
今の私につながっているのです。
おそらくテイラー・スウィフトさんは
「自分軸で心に決めたことを、素直に行動している」
ということなのでしょう。
彼女がすでにお金持ちだから難なく移動ができるのではありません。
難なく移動することをしてきたから今があるのです。
だからそれを見たファンやファン以外でも
心を大いに動かされて、彼女を応援したくなるのでしょう。
移動距離が自分の変容のパワーを拡張させることに役立つことを
すでに成功している人はおそらく知っているのではないでしょうか。
人生において、イレギュラーな移動が
未来を大きく変えることになるかもね、
というお話でした。