■ 僕はいま、就職活動をしています。
就労移行支援事業所に通いながら、Webデザイン系の 就労継続支援A型事業所 を探しています。
A型事業所は「福祉施設」でありながら「雇用契約を結んで働く場所」でもあるので、利用にはそれなりのハードルがあります。
■ 働き方には“グラデーション”がある
世の中には、障害の有無や働き方に応じていくつかのステージがあります。
● 一般就労(クローズド)
障害を開示せず、一般の社員として働く形。
配慮は望めないけれど、待遇は一般社員と同じです。
ただ、世の中には「自分が障害を持っている」と気づかぬまま生きづらさを抱えて働く人もたくさんいます。
落ち込んでいるだけなのか、うつ状態なのか。
天然なのか、発達特性なのか。
境界があいまいな“グレーゾーンの人々”が本当に多い。
僕自身もこうした世界で働いてきましたが、
「綱渡りのような生きづらさを抱えていながら落ちない人たち」と、
「落ちてしまう僕」
の違いを何度も思い知らされました。
仕事も、貯金も、家族も失って……また振り出し。
そんなスゴロクのような人生を繰り返してきました。
● 障害者雇用枠の一般就労
企業が法律で定められた人数の障害者を採用するための枠。
一定の配慮はあるものの、精神障害の場合は労働時間の制約もあって、賃金はどうしても低めになります。
● 僕が目指すステージ ― 就労継続支援A型事業所
「働けるけど、再発や体調が少し心配」くらいの人が一般就労を目指しつつ働く場です。
週20時間勤務が多く、社会保険に入れるラインでもあります。
ただし年収は一般就労の約半分。
65歳からは新規入所ができないというルールもあります(自治体により緩和あり)。
● 就労継続支援B型事業所
雇用契約がなく、工賃は低いものの「働く機会」を確保できる場。
調子の波が大きい人にはここが合う場合もあります。
● 現在の僕 ― 就労移行支援事業所で訓練中
ここは「働けるようになるための学校」。
訓練なので給与はありませんが、自治体から補助が出るので利用者の多くは自腹ゼロです。
僕が通っているところは設備も講師陣もレベルが高く、IT好きには天国のような環境。
通所できた日は「今日の良かったこと」に胸を張れる――そんな場所です。
■ そして今、A型事業所への見学を申し込みました
求人サイト経由で見学を申し込んだら、次のような返事が来ました。
「空きはあります。まずポートフォリオを送ってください。
その後に見学の案内をします。」
マジか……?
とりあえずURLを返信したものの、ちょっと怖い。
支援員さんに相談すると、
「雇用契約を結ぶ以上、IT的にどうしようもない人を採用するわけにもいかないでしょ?」
とのこと。
確かに……。
午後にはPC講師にも見てもらい、技術者目線のフィードバックも受けました。
僕のポートフォリオは
- 独自ドメイン
- SSL
- HTML/CSS手打ち
- レスポンシブ
- JavaScript
- PHP
- WordPress
- Illustrator/Photoshop制作9点
など、一通り揃えてはいます。
……が、JavaScriptの一部がバグっている。これが地味に気になる。
■ そして今日――見学日が決まりました
来週の水曜日。朝イチです。
支援員さんからのアドバイスはこうでした。
「見学は朝一番がいいですよ。
毎日通勤するなら“その時間帯の電車に乗れるか”が一番重要だから」
僕の苦手は「早起き」と「人混み」。
両方アウトです。
でも、言われてみれば確かにその通り。
玄関を出ることさえできれば、仕事はできる。
ここが僕の一番のハードルなんです。
その事業所は電車の乗換えなし。
しかし、大阪のターミナルで地下鉄に乗り換える別の事業所の方が、Webエンジニア寄りの修行ができそうでもある。
通勤のしやすさか。
スキルアップか。
……悩む。
……悩む。
……また悩む。
こういう時に心が止まってしまう。
これが僕の「生きづらさ」。
■ もう一つの選択肢 ― 京都方面で“クローズド”で働く?
Webデザイナーは市況的に引く手あまた。
年齢の壁はあるものの、「一般就労として挑戦する」道もゼロではない。
■ さて、どうする?
見学日まであと数日。
JavaScriptのバグは……まぁ許してくれたのかな?
ドキドキしながら、僕は今日もPCを開いています。