とある 介護施設 管理者の裏事情 -4ページ目

とある 介護施設 管理者の裏事情

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このブログは、現在某デイサービスの管理者を務めている私が、

日常の業務を通じて、普段押し殺している胸の内を、

愚痴や本音を交えながらお送りする、

さつばつとした独りよがりなブログでございます。

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雪が降り、一段と寒さも増してきました。


そんな時こそ、あったかいお湯に浸かるのは、


利用者さんにとっても至福の一時なのでしょう。




さて、本日の入浴時に、


入浴後に、浴槽から上がった利用者さんが、


意識が薄らいで、倒れてしまう場面がありました。



すぐに、脱衣所へ移動し、横になり看護師がかけつけ


状況の確認がされ、幸い大事には至りませんでした。



利用者さんの身体は、真赤で明らかに、


長風呂による影響が強い様子が見てとれました。



話を聞くと、利用者さん同士が、風呂に浸かりながら、


友達同士で、話が盛り上がってしまい、


長時間の入浴をされてしまってのことだったようです。




その利用者さんは、入浴後は、横になって静養されています。



さて、もう一方の一緒に湯に浸かっていた利用者さんは、


発汗がなかなか収まらずに、職員に何度もタオルを要求する様子が


見られました。


そして、多量に発汗したせいで、その汗が冷えてしまい、


入浴後なのに、逆に冷たい思いをする羽目になってしまったようでした。




今回の問題は、入浴担当が、利用者さんの入浴時間の管理を


できなかったのが、主の原因だったのですが、


その場に、時間管理できるタイマーがなかったこと、


他に声をかける職員がいなかったことが、要因にもなっています。




これらの反省を踏まえて、再発防止に取り組んでいきたいと思います。





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昨日降った雪は、うっすらと日陰に残っているところもありますが、


大方は消えてしまっていました。


それでも、時折吹く強い風に雪が混じっており、


利用者さんも肩をすくめている様子が見られました。




最近は、お昼寝が出来なく、途中で起きてくる利用者さんに、


何か役割、仕事を持たせるということを、


積極的に声掛けして行うようにしています。



男性の利用者さん同士でも、


2人で洗われたタオルの端をもって、きれいに引っ張って、


重ねる作業を楽しそうに行っていました。




そういうのは、なんかいいなと思います。




認知症の利用者さんには、役割をもたせ、それが出来たら


評価し誉めることが良いと聞きました。



本人に合った活動もあるかと思いますが、


こうした本人の特性を見極めて考えていきたいと思います。





先ほど、入居者の方が、個室のベッド上で息を引き取られました。


医師からの診断はまだなのですが、駆けつけた看護師より、


状態を確認してもらったところです。



その方とは、たまたま午前中に部屋に伺い、会話を交わしました。



体調はどうですか?と問うと、


精気薄い表情で、良くないな、と返されました。



そして、利用者さんが大事にされている棚の上に飾られている


若い時に亡くなった夫の遺影に、お参りをさせてほしいと伝え、


お参りをしました。


それが、生前の利用者さんとの最後のやりとりとなりました。



亡くなった夫の遺影に手を合わせると喜ばれていました。




入居施設の職員が慌ただしく動いているところで、


私が、部屋を訪れた際には、すでに呼吸をしているかどうか


わからない状態でした。




これから、医師の到着をまって、その後の処置に取り掛かることとなります。




本当に、あっさりと、いつの間にか命は終わるものなのですね。




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雪が降ってきたのを、今年の冬、初めて見ました。


今が冬なんだなと、実感します。





ココナッツオイルを、お茶に少量溶かして、


少し甘めになったものを、不穏状態が頻繁に見られる利用者さんに


飲ませてから3日目


職員の中からも、以前より怒りっぽくなる状況が薄らいだように感じる、


という発言が出ました。


認知症研修を踏まえての職員の接遇が改善したからかもしれませんが、


本当に、お茶の効果が表れているのかは、わかりませんので、


まだまだ、経過観察中です。




デイサービスの終了時間間際のこと、


トイレ誘導や、荷物の受け渡しなどで職員がバタバタしている時間帯に、


認知症状のある利用者さんが、表玄関から、外に出ていってしまい、


敷地内を歩いているところを、送迎車の準備をしている運転手が発見しました。




再び、利用者さんの施設からの脱走である離設が起こってしまいました。


朝から、不穏状態があった方だったので、朝の申し送りで、


くれぐれも目を離さないように注意してくださいと、伝えたのでしたが、


まさか最も職員数が多く、最も油断している時間帯に


そうしたことが起こるとは、思っていませんでした。



そうした件も問題なのですが、


そうしたことがあったのを他の職員や私が把握したのが、


送迎後だったのです。




離設者を発見した運転手から、パート職員に伝達されただけで、


そこから、周囲の職員への報告がなされていなかったのです。




たまたま、帰りがけにそうしたことがあったという話が出たので、


話題になりましたが、見過ごされていた事案だったかもしれません。





これまでにも起こった離設の件で、やはり職員から出てきた声は、


センサーを付けたり、扉に鍵をかけるということでした。




私は、なるべくそうしたくないことを伝えたうえで、


もっと出来ることが他にあることを提案しました。




鍵をかければ拘束に繋がるのか


それでも、重大な事故を起こす危険を回避するためには、


そうするしかないのも現実にはあります。




認知症の方がいる家にお邪魔した際に、


玄関に、南京錠の鎖がかけられており、


徘徊癖のある認知症の家族の方が外に出ないようにする事を


拘束行為だから、止めてくださいとは、私には言えませんでした。







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ココナッツオイルが、認知症予防に効果的という話題が


いま流行っており、いろいろな本が出版されていますが、


現在、認知症の方に、ココナッツオイルを摂取して頂いた場合、


何らかの変化がみられるのか、という疑問が浮かびました。




具体的な、改善事例というのは、確認したことがないのですが、


現状の施設の中で、不穏な状態が見られる利用者さんに対して、


こうした食材を使用した食事を提供させることで、


経緯を確認できないものかということを考えました。




果たして、こうしたことに対して、一つの食材として、


提供することに対して、家族の確認は必要となるのでしょうか。




経過を見守るという過程において、行っておいて問題はないのですが、


もし、過度の期待させておいて、効果が得られないことを考えると、


改まって説明することもないのかと考えてしまいます。



ほんの少しずつでも、身体に良いものとして、


お茶に溶かして提供することは、良いように考えられます。




そうした活動を、実際に行っている事業所はあるのでしょうか。




でも、ココナッツオイル自体が高価なので、


継続して使用するというのは、現実問題として


なかなかに難しいように感じられます。




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夕食後に帰宅する利用者さんを送迎し、


家に届けた後、


無性に遠出したい気持ちに駆り立てられました。




山を越え、行きついた先の小さな町の中にあるラーメン屋さん


そこで、純朴そうな女性店員さんにお勧めを聞いて


注文したラーメンを食べてきました。



また、帰りがけに、お店のおすすめなのか、


ソフトクリームが紹介されていたので、買ってしまいました。



車中、アイスをなめなめ、コーンをぽりぽりとかじりながら、


また山を越えて帰ってきました。






いつも、仕事帰りに行っているジムがお休みなので、


他にやることが見つからずに


やり場を、へんな方向へと向かわせたのでしょう。




まぁ、たまには変なことしたって


いいんじゃないのかな・・・。






明日、明後日には、ここにも雪が降るようです。



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私は、学生の頃から収集欲が強く、


実にくだらないものを集めていた時期がありました。



コレクターという言葉は、響きはかっこいいものの、


それがアンティークなど、後々価値が出るものでしたら


良いのですが、私の集めていたものは、


定番のモノから、実にくだらないモノまで多岐にわたりました。




まずは、定番なところからでは、


子供の頃は、


キン肉マン消しゴム、 ビックリマンチョコ等の各種お菓子のシール


使用済みの切手や、テレホンカードなども集めていました。


そして、お金がある程度使えるようになると、


トレーディングカードにはまり、無駄に散財するきっかけとなりました。


今でも、処分が出来ずに、ファイルされたバインダーが


大量に箱に入ったまま残されています。


そして、大好きだったゲームのキャラクターグッズを、


自分が日本で一番集めているのだと豪語するくらい、


変な使命感をもって、海外まで視野を広げて収集していました。


それらの残骸が、今も大量に残されています。




そして、実にくだらないモノを集めていた時期が、


大学時代にあり、暇を持て余していたのでしょう。


見るモノすべてが、収集欲へと駆り立てられました。



コカコーラの空き缶を集めてもいました。


部屋の窓際に積み重ねていました。


定番の国産コーラから、海外から輸入されてきた、


いろんな種類の安いコーラなど、無駄に種類があったのです。


その時、卒業して実家に帰る際に、それらまで持ち帰ったのは、


実にかさばり、実にばかばかしかったなと、今は思っています。



また、カップラーメンのパッケージ蓋を集めていたり、


パチスロの各店舗のメダルを収集していたこともありました。


あとは、無駄にUFOキャッチャーで、


アニメキャラのグッズなどを、バカになって取っていたこともあり、


捨てられずに、箱に入って残っていました。



実に・・・バカです。



そうして、捨てられずに、ずっと場所を占有していたモノの一部を、


昨日、リサイクルショップに売りに持っていったのでした。



ネットのオークションで出せば、欲しい人からすれば、


多少値がつくかもしれませんが、



大量に放出した、アニメ関連グッズは、


わずか500円という一枚銀貨へと姿を変えました。




モノを捨てるというのは、単純なようで、覚悟がいるものです。


自分ひとりで、なかなか進まなければ、


時に、むりやりでも、他人から背中を押してもらわないと、


こうしたことは、前進しないものだなと思いました。




いざ手放せば、私の心にあった負担が、


少し解放されたようで、場所もすっきりしたし、


心もすっきりしました。



まだまだ残されている残物を完全に処分できるのは、


まだ先かもしれませんが、少しずつ片付けていきたいと考えています。




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比較的穏やかな性格の利用者さんが多いと思われる当施設ですが、


やはり人間


人の好き嫌いの好みや、嫉妬、妬みは、


歳を重ねても失われず残る方もおります。




認知症のとある利用者さんは、


視野が狭くなったからなのか、もともとの性格からくるものなのか


わかりませんが、一つの思い込みに固執することがあります。




自分が座る席というものを自分で決めてしまっていたのです。



施設内の座る席は、基本決まっていませんので、


通常は、早い者勝ち順に座っていくことになるのですが、


たいてい利用者さんの間で、暗黙の了解の内に


自分の座る場所が、いつも同じようになっているようです。



そういう意味では、その方だけ特別視する必要はないのかも


しれませんが、その方は他者が自分の席に座っているのを見ると、


とたんに不穏状態になり、相手に席を空けるように


迫ろうとする姿勢が見られるのです。



通常は、そういう展開になることを事前に察知し、


事が起こる前にその場所を空けておくか、そこに座っている方を


他の席に誘導したりするなどの配慮を行っています。




それでも、稀に間に合わずに、利用者さん同士が衝突して


しまうことがあります。




そして、もう一人の問題となる利用者さんがいます。


その方は、そうした認知症の方の固執する行動を注意深く観察し、


何かその方が問題を起こすと、必要以上に、口撃してバカにするなどして、


自分の周囲の方を巻き込んで、一緒に陰口をたたく様子があるのです。




認知症の方に、何か説明したところで、それを理解できないのです。


後者の方に、理解して頂くように説明したこともありましたが、


「わかっているけど、イライラしてむかつくんだ」


とのことでした。



この利用者さんは、個人的にもその前者の認知症の方に対して


ある種の個人的な感情を持っていました。



前者の利用者さんは、とんちんかんな行動ばかりするのに、


家族の方には良くしてもらっているということ


一方、後者の方は、なんでもしっかり行動し他者の見本となるべく


振る舞っているのに、自分の家族からは、距離を置かれた生活を


送っているという現実があるのです。




そうした中で、職員の間からは、後者の利用者さんに対して、


いつも他者の悪口ばかりを吹聴して、困った人だと問題視されて


いますが、見方を変えれば、かわいそうな人だという事を理解しないと


いけないと思います。





さて、ここでの今の私が抱える問題なのですが、



前者の自分の席に固執する利用者さんに対して、


つねに席を確保するなどの特別な配慮をし続けなければならないのか、


それとも、他の席に座っても大丈夫なように説明し、本人には苦痛にも


感じられる対応をとらなければならないのか。



どうしたらいいのか結論が出ませんでした。




特別な配慮をするということは、周囲の利用者さんから、


変な目で見られることが、継続されてしまうこととなります。



固執する方と、バカにする方、両方の利用者さんに説明をしました。


どちらも、効果はありませんでした。




このまま、様子を見て、認知症がさらに進行した場合、


特定のものへの執着が薄れてしまうことがあります。


その時まで、様子をみていくべきなのか。



どうしたらいいのか、


とりあえずは、様子をしばらく見守っていくしか


今は、思い浮かばないのです。

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研修で改めて、考えさせられることとなった介護技術があります。


最近は、よくテレビでも取り上げられることが多くなり、


耳にしたことがある人も多いかもしれません。



それは、ユマニチュードというフランスで提唱されたものです。



内容を聞けば、目新しい介護技術という印象はさほど


受けないかもしれません。


介護を行う上で、至極当たり前のことなのです。



それは、大きく3つの柱から成り立っています。



<b>「見ること」 「話すこと」 「触れること」</b>



これを、しっかり行いさえすれば、


ご家族や施設職員が直面する、認知症による問題行動の


ほとんどが解決できるというのです。




そんな基本的な技術のことは、


当たり前すぎると思われるかもしれませんが、


実際、本当にそれが出来ているでしょうか。



自分や周囲の行動をよく観察すれば、


それが出来ていないことがわかります。




<b>見ることというのは、単に見ることではありません。


相手の方と、同じ目線に立って、相手の目を見ることです。



話すということは、単に話しかけるだけではありません。


優しさをもって、相手の目を見ながら話しかけることです。



触れるということは、ただ触ることだけではありません。


同じ目線で相手の目を見ながら、優しい言葉で語りかけて、


自分が敵ではないことを知ってもらうために、


情をもって触れ合い接することです。</b>




ここまで書けば、いざ行うにしてもそう簡単ではないことが


わかるはずです。



こうした実践の模様は、Youtubeで、検索してみれば


実際の手法を見ることができます。




相手を人間として扱うこと、


福祉業界の中で、基本的なことですが、


現場に揉まれていくと、しだいに相手に対する尊厳を


蔑ろにしてしまい、モノ言えぬ人、動かぬ人、わからぬ人、に対して、


同じ人として見ることが出来なくなっていくことに陥りがちです。




何かを行おうとして行動を起こす利用者の方に対して、


「ダメ」 「やめてください」 「座っていてください」


こうしたことを、普通に現場で使う職員が、


まだまだ多いのも事実で、うちの施設もそうしたことは、


少なからず耳に聞こえてきます。




とりあえず、今の時期に、こうしたことを学習する機会として


時間をとって、職員にも学ばせて頂きたいと考えています。






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今日は、研修の中で他事業所研修ということで、


大きな法人施設にお邪魔して、


施設の説明やら、ケアハウス、特老、デイサービスと、


それぞれの事業所内を見学して回ってきました。




外から見れば、大きな施設で、


お金がかかっているのだなと、感心するところでした。



その事業所のデイサービスでは、介護度の重い利用者が多いからなのか、


デイの時間も、どこかぼーっとして、テーブルに向かい合って座りながら、


こちらの様子をちらちらと伺いながら、こそっとおしゃべりしているような


そんな雰囲気を感じました。




悪い言葉で言えば、ほったらかしな印象です。


良い意味で言えば、気兼ねない環境、ということでしょうが、


事務所の中では、複数のスタッフが忙しそうにパソコンに向かっているのですが、


現場では、コップを持ち運びしたり、タオルを洗っていたりするような


最低限の世話をするだけのスタッフがおりました。


面積の割にスタッフ数の配置が逆だったら


丁度いいくらいだと思いました。




私達の施設の4倍以上くらいはある広いフロア、


その半分がベッドで占められていました。



営利目的ではない法人の福祉施設は、


資金が潤沢な印象を受けました。


スタッフも私らの倍以上はいるようですし、


行っている事業も幅広いです。




多くのスタッフが抱えている割には、


場所があまりにも広すぎるような寂しさを感じました。



他の事業所を悪くいうつもりはないのですが、


正直な印象として、私はそう感じたのです。



施設らしい施設でした。



改めて、私は施設らしくない施設を目指していこうと考えています。




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職員の中で、最近意識が少し変わったかなと、


思われる様子が見られます。


活動が、活き活きさが見られるような気がしています。




あるパート職員の中からは、


「次から次へといろいろやることがあって・・・・


 やりがいがあるわ」



と、言うような話し声が聞こえてきました。



いつもなら、「大変だ」という声が聞こえるものなのですが。




良い傾向です。



はて、そこに至った原因がよくわかっていませんが。





仕事で、自分の役割が明確になり、やりがいが出てきたのか・・・


仕事に対するなんらかの自信がついたのか・・・


利用者の方から、お礼でも言われたからなのか・・・


最近、買った犬が可愛くてしょうがないのか・・・


健康診断で、良い結果が出たからなのか・・・



うーん、一人が変われば、周囲もついてくるということはあるので、



きっと、何かしらぎくしゃくしていた歯車の動きが良くなったのでしょう。