とある 介護施設 管理者の裏事情 -11ページ目

とある 介護施設 管理者の裏事情

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このブログは、現在某デイサービスの管理者を務めている私が、

日常の業務を通じて、普段押し殺している胸の内を、

愚痴や本音を交えながらお送りする、

さつばつとした独りよがりなブログでございます。

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まだ布団の中に入っている中で、鳴ったのは


目覚まし時計ではなく、スマホの着信でした。




若い職員からで、体調不良とのことで、


お休みさせてくださいとのことでした。


熱があるのなら、しょうがないと、了承しました。




それにしても、職員が体調を崩すときは、


たいてい前日が休みの日が多い傾向があります。


休みの日に、そんなに疲れるようなことをしたのかいと、


たまに聞いてみたくもなります。





さて、困りました。


彼女が休みとなれば、ただでさえ人がいないのに、


さらに窮地に陥るわけで、相談して、


本日休みとしていた職員に連絡をとり、


出てきてもらったところです。




私も、風呂場や司会に回って、フル稼働しています。


いやはや、休憩時間などないようなものです。




また、今日から、利用されている新規の利用者さんは、


突然決まった方でした。




都合により、入所施設を退去させられたというご夫婦の方です。


両者とも下肢が弱く、車椅子を使用しています。



自宅に戻されても生活できないような方を、


退去せざるえない状況というのは、


よほど福祉関係が充実していない場所なのでしょうか。





主の目的は、入浴ということで、


入浴の後は、食事をとり、帰宅するという当施設では


稀な利用体系となります。




お昼の休みがないというのも、昼食をとられた利用者さんを


送迎して自宅に連れていかなければならないからです。


少ない人数の中で、フォローしていくには、


やはり私がいろいろと動かざるえないところです。




でも、率先して、現場に出て、利用者さんと話をしている方が


事務処理していることよりも楽しいのですけどね。



ここしばらくは、残業を余儀なくされそうです。




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世間がシルバーウィーク一色という時に、


私は人生の岐路にいました。


それは、将来の結婚についてです。




私は歳も39と、世間では出遅れている方です。


土曜日に仕事を終えた足で、


現在付き合っている女性のお宅を訪れ、


家族の方と夕食を共にし、泊まってきたのでした。


大変なおもてなしを受けました。




訪れたのも、仕事帰りに高速を飛ばして到着したので、


遅い夕食となりましたが、穏やかな時間を過ごしました。





翌日、彼女とちょっとした観光と食事で外出し、


用事があった私は早くに経たなければならなかったのですが、


そこで私は、行うべきことを怠ったことに、


今更ながら後悔しています。





それは、私個人の「結婚したい」という意思を、


相手のご家族の方に、明確に提示することが


出来なかったのです。





私は、今回の訪問に、そこまでの決意を持たないままに


軽い気持ちで臨んでしまったのでした。





相手側の家族の方も、もしかしたらその話題を


提示されることを覚悟して招いていたにも関わらず、


私はのらりくらりと適当な会話で時間を


消費してしまったのです。





私が肝心な覚悟を出すことができなかったことに、


色めきだったのは、私の家族の方でした。




それは、私も歳が歳ですので、


年齢が10も離れた女性を、今逃したらと思うと、


気が気でなかったのです。





そうして、今回の件のお礼がてらの挨拶とともに、


結婚に向けた話について、相手側の親へ切り出したのでした。





私の後悔の大きな要点は、


私が知らぬ間に、


その行動が起こってしまったことでした。




実に、情けないものでした。




そんな格好悪い展開を迎えたまま、


今度、家族同士の顔合わせ (すでにちらりと顔を合わせていますが)


が行われることとなりました。




自分の将来を自分で決めているのか、


他人に先導されているのか、わかりません。



現在目の前に、結婚のこと以外にも


大きな壁がいくつか立ち並んでいます。



仕事のことであったり、自分が抱える


責任と役割だったり


その高さに目がくらんでしまいます。




今回のことは、一度走れば、あとは突き進むだけ




その突破口は、どんなにかっこ悪くても、


いまは、開かれたものとなりました。




仕事の件は、今も多くの問題を抱えています。


同じ福祉の道を歩む彼女が、


もし一緒に歩んでくれるのなら、


今の私の考えにも、大きな広がりと


力を持つことが出来るのでしょうか。








いろいろ考えてばかりで、


抜け毛が加速しないことを祈ります。




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連休を前にして、テレビでは、


シルバーウィークをどこで過ごしますか?


なんて、報道がされています。




会社で過ごすっつーの!





秋の行楽シーズンだと特集を組んだりして


旅行の雰囲気をあおっていますが、


残念ながら、私たちの仕事には、


祝日だからお休みという世間の常識はありません。




祝日こそ、かきいれ時、ではなく、


祝日でも平常運転という


世間の行楽、我関せず


と言うのが現状です。




以前の会社勤めの際は、


祝日に恵まれており、


休日のない身内の福祉業の忙しさを横目に


ふふふん、としていたのが懐かしいものです。



現在、私たちの施設は、年末年始の数日以外の


平日に、会社自体が営業を休むことはありません。




他の施設の話を耳にすれば、


お盆の一日はお休みにしているといったところもあります。




休日たるもの経営側で設定もできるのでしょうが、


そうしたことは、利用者の家族やケアマネの


施設を選択する評価基準にもなるので、


そうそう、簡単に休みを認めることも難しいですね。




年に、2日でも連休がとれる日って、


私にとって、いったい何日あるのだろう。



と、悲しくなってしまいます。




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最近、どうも心に引っかかっていることが


あるのです。



とある福祉系の話題で賑わっているネット掲示板の中で、


トイレの見守りについて議論がされていました。




介助を必要とする利用者の方を、便座に座らせてから、


その場を離れずに、5分間つきっきりでいられるかという


内容についてでした。




現場で働いている介護員の意見として、


実際、職員数が限られている現場で、


その人だけに5分間の見守りをすることは、


現実問題として難しいという意見でした。




しかし、福祉で経営面に携わる方の意見は、


そうした現場の意見を、糾弾するものでした。




介助が必要な方には、アセスメントに応じて、


対応するのが当たり前、


職員がいないから、現実的に難しいというのは、


言い訳にすぎず、そうした甘えた考えこそが、


この福祉業界で働く人間としてありえない、


というような厳しい意見でした。




理念や理想を追求し、そうした環境と人員を備えた施設なら、


その後者の方の言い分は、その方にとっては


可能なことで、当たり前、現実的なものなのでしょう。




ですが、そうした環境を兼ね備えた施設は、


全国を対象として、果たしてどの程度の割合を


しめているのでしょうか。




前者の職員の方の意見には、私も似たような気持ちを


もち、今の現場が、それに近いことを行わざるを


えないものでもあります。




自分の理念、理想と異なるものに対して、


激しい嫌悪感を表現するのは、


そのやり取りをみて、残念な気持ちになりました。




現状、私たちの施設もそうですが、


万年の人員不足は、より深刻なものとなっています。




小さな施設は淘汰され、潤沢な資金を有した大きな施設だけが


生き残るものとなるのでしょうか。


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来月に、施設の大きな祭りが行われるのですが、


職員のリーダーが、手術後の休養のために、


祭りを含めた開催までの一週間を休ませてくださいと、


本日、話がありました。




手術というのは、喉のポリープを切除するというもので、


入院無しの一日で終わるものだそうです。


その後は安静期間なのだそうです。




祭りは、施設にとっても最も大々的なイベントです。


現状、職員の人数が少ない中で、


その核となるリーダーがまるっきりイベントから外れて


しまうというのは、大きな不安要素となります。




あらかじめ祭りの予定を先に発表し、


手術に影響しないように、考慮してくれるものと思って


いたのですが、うまく逃げられてしまった感があります。




管理者同士でも、職員の現状の様子を語る機会があり、


以前に比べ、リーダーの情緒が不安定になっており、


ネガティブ要因の先導をしている節が見られると


話題となりました。




意欲の低下、鬱、という流れの中で、


身体的な不調も重なったことで、


こうしたイベントへの不参加も、


今後の活動に影響しそうな気がします。





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施設を経営してからわかることですが、


ボランティアとして外部の方が施設に来られ、


利用者さんに接して頂くことは、


基本的には、大いに助かりありがたいことです。




ですが、一つの本音もあり、


ボランティアに来たいという方を、


基本的に、拒否することはできない


ということがあります。




幸いにも、これまで当施設に来られた方は、


職員数がぎりぎりで行っていることもあり、


イベントやリクリエーションのネタを提供して頂くことで


私達も大いに助けてもらっています。




さて、開所以来、当施設では近隣の中学生のボランティア活動


の受け入れを行っております。



初めは、少人数の生徒さんが他施設にも分散していましたが、


今年は、一クラスまるごとの人数で来所されています。


実に30人です。




もちろん、それは連絡を受けた私の一存で、


即オッケーを出したからです。




大人数だっていいじゃない!


楽しければ!




そう考えて軽くぽんぽん返事を出しておりましたが、


当施設は、施設の中でも


小から中の間程度の大きさの規模です。




さすがに、一クラス30人程度を受け入れるのは、


思い切って受け入れているなと


自分でも思いますが、他の施設さんは


どの程度、受け入れているのかと思うことがあります。




もちろん、利用者さんの人数を超える生徒さん達が


来所されていますので、お祭りでもあるかのような


賑わいぶりを見せています。




人数が多いですので、生徒さん達には、


それぞれに役割を決めて野外で活動してもらったり、


屋内で利用者さんとコミュニケーションをとったりと、


狭いながら工夫して行っています。




私は、それが出来ると思ってやっていますし、


生徒さん達も楽しく参加されているようでした。




最後に、生徒さん達からの合唱のプレゼントは


とても素晴らしいものでした。




利用者さんよりも、職員が涙しちゃだめでしょ。




そう思いながら、今後も受け入れを続けていこうと


思っています。




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今日は、突然お呼ばれされた


特定の利用者さんを対象に、各専門家の方が


意見を語り合うといったケース会議に出席してきました。




私の施設に来られている利用者さんが、


対象に選ばれたとのことで、


事業者代表としての選出でした。




その対象となる方は、


難題なケースとして、他の専門の方からの


意見やアドバイスを聞くということでは、


ケアマネとしては、今後の方向性を計るのに


良い機会となったと思います。




ただ、割合、本人の我儘と意欲低下という


ことが難題の主点になっていたので、


そうした方の、意欲をどうやって


引き出したらいいのかということが、


難しいようでした。




恵まれていると言えない生活環境と重ねてきた年齢


一人身で、経済的な問題も抱えており、


親しい友人や家族の援助も見込めない


そんな中で、何に意欲を探るのか・・・




そこから国が理想とする、自立や生きがいを


見いだせる方が、果たしてどのくらい


いるものなのか。




他者の人生に、介入すること、


私達がどれだけのことができるものなのか




まだまだ卓上の上の話で、


終わってしまうことが多いのですが、


そうしたことを目にすることが


できる日が来るのか、


いまのところは、甚だ疑問です。







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昨日は、独身同士の野郎達で、


焼き肉を食べてきました。


男がそろうと、無性に肉を食べたくなる時があるのです。



肉だけで、腹を満たされた贅沢な時間でしたが、


その後、腹を壊してしまうあたり、


歳なのか、胃腸が弱いのか、


少し複雑な朝を迎えたところです。




職場は、相変わらず職員が不足しており、


個々の能力も育っていないこともあり、


現場の中で、うまく回っていない様子が


よく見られます。



事務処理がたまっている中で、


そうしたものを感じると、自分の作業の手を止めて、


現場に入っていきます。



たいてい、そういう雰囲気を感じると、


胸のあたりに、重いものがぶら下がった


嫌な感じになります。





職員同士のこそこそ話が、


うまく回らない職員の陰口をたたいているような


職員のぼやきが、自分に当てられているような


職員の顔が、悩みを抱えているような


そんな表情に見えてしまい、今度はこの人が


辞めたいと言い出すんじゃないかと、


そんな不安が、どんどんと重なっていきます。





小さな歯車がずれると、


そのきしみが長い間胸の中で


鈍い音をたてながら、きしみ続けています。




それが、寿命を縮めているのではないかと


苛立ちが態度に出てしまったり、


大きな声を出してしまったり、


不器用な職員の様子が、


とても気にかかってしまいます。




そんな時は、一人で机に座っていても落ち着きません。

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先に記事で書かせて頂いた


余命宣告から急死された利用者さんの


ご家族様から今朝連絡がありました。



生前、使おうと購入したという入浴用の椅子を


施設で使用してくれないかと、


連絡がありました。




そして、本日、最後の利用代金を受け取るとともに、


その椅子を頂戴してきました。




家にあっても仕方がないから、という理由もあるのでしょうが、


お世話になったという気持ちで、頂くこともあります。




笑顔が素敵な利用者さんでした。


大事に使わせて頂きます。





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退屈なデイサービスでありがちなレクの一つの定番です。



高齢者向けの昭和時代の映画や、


アニメ作品などを用意して、


普段ゆっくり見ることが出来ない作品を


皆と一緒に楽しめるのでは?



と、場慣れしていない職員が考えがちの内容ですが、


これが、まったく退屈です。


というか、利用者さんドン引きです。




中には、若い頃に見た作品ということで、


興味ぶかげに見られる利用者さんもおられますが、


実際に映画に集中される利用者さんは、


全体の1割いるかどうかなのです。



たいていは、途中で疲れて興味を失くして


瞼を閉じてしまう利用者さんがほとんどです。




映画は基本、短くとも1時間半くらいはするものなので、


午後からの活動時間で、


お帰りの際の準備なども考えれば、


映画を、エンディングまで見ることは


ほぼ不可能なのです。



エンディングを見せずに中途半端で、


打ち切りにされる映画ほど、


つまらないものはありません。



私ですら、憤慨してしまいます。



施設を立ち上げた時期に、


準備していた映画が数本ありましたが、


あまりに場がしらけてしまうので、


職員がビデオ上映を選択しないようにと、


映画DVDは、隠してしまいました。



ですが、今回若い職員が、家で録画したという


ジブリ映画を、わざわざ持ってきたのでした。




あまり、おすすめはしないと断ったうえで、


せっかく本人が用意してきたものなので、


実際上映してみて、利用者の様子を


目にさせたほうがいいと思い、


彼女の好きなようにさせました。



案の定、高齢者の方が、ジブリ映画に


長い時間集中することもできずに、


大半は、画面などを見ずに、


宙に視線をむけたり、下をむいて


うつむいてしまわれる方がほとんどでした。




その職員に、映画の上映は難しいと


確認させたうえで、中途半端のところで


上映を止めて、今日の締めの挨拶となりました。




何かを上映するのが悪いというわけでなく、


そこに利用者さんや職員が参加して


一緒に楽しむことができればいいのです。



それが、難しいのですけどね。




私も、映画の上映をしたことがあるので、


そういうことが言えるのです。