でね、
結婚式の４日前
おじいちゃんが天国へ旅立ちました。
大好きだったおじいちゃん
いつも
わたしのことを心配してくれていたおじいちゃん。
最後に会ったときは
もうボケていて
わたしの名前を忘れてしまっていたけれど
わたしが歌をうたっていることは覚えてくれていた
まだ歌ってるのか、はやく結婚しなきゃだめだよー、
と笑っていたおじいちゃん
おじいちゃん
結婚したよ
結婚式もあげたよ
式が終わったらひ孫を連れて会いにいこうとおもっていたんだよ
叶わぬまま
おじいちゃんは旅立ってしまった。
棺のなかでねむってるおじいちゃんに
息子と会いにいった
おじいちゃんは、骨と皮だけだったけど
優しい顔をして眠っていた
どんな言葉をかけたらいいのかわからず
ただ、ありがとうね、しかいえなかった。
今の幸せ、生きているおじいちゃんに報告できぬことはさみしかったけれど
目を閉じればいつでも話しかけれるし
おじいちゃんとの思い出はわたしの心の中に深く優しく根付いている
肉体は冷たくても
おじいちゃんの生きた証は
わたしの命と混ざり合って
永久にあたたかい
おじいちゃん
わたしのおじいちゃん
またね。
安らかに天国で。
また逢える日まで。
