そりゃ口惜しいよね 森泰夫さん! | 世の中ウオッチング

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 8月26日付け朝日新聞朝刊に、五輪事件「談合せずなにができたのか…」の見出し。検察に逮捕された東京五輪・パラリンピック大会組織委員会運営局次長森泰夫さんの記事が掲載されていた。

 容疑は、電通などと一緒に、テスト大会や本大会の運営業務で、競技場毎の受注業者を事前に決めたこと。

 奮闘・努力して大会を成功に導いた大功労者のはずなのに談合容疑で「トカゲのしっぽ切りをされた」。

 そりゃ口惜しいよね。いくら怒っても未だ足りない。予算オーオーバーばかりを心配して反対したという財務省から出向の最高財務責任者。その態度は自己保身そのものではないですか。大会運営で失敗があつたら責任をとれたのか。

 森さんは大会運営の実務を知悉していたに違いない。スムーズな大会運営には経験豊富な電通しか相談し、委託する業者はいなかったのがわかっていたからその現実に従った。「電通憎し」「電通外し」を目論んでいた反対派がいたかも知れない。

 電通を除外した大阪万博の準備大幅遅れ、開催そのものまで危ぶまれる現状をしっかり理解する必要がある。

 無責任に建前ばかりを主張し、汚れ仕事は森さんのような立場の人に任せっぱなしで知らん顔。元電通の高橋治之氏に頼ったのも同様の構図ではなかったか。その一方で成功の果実は我が物顔で自慢する輩がいる。

 大会運営の上層部は運営業務の現状を多少とも知らないはずはあるまい。どうしてもっと森さんの立場を理解し、彼を裁判でも助けようとしないのか。今からでも遅くはない。動こう!

 朝日新聞が今のタイミングで、このような記事を出したのは、一寸合点がいかないのですが……拍手です。