もっと親身になってよ、おまわりさん | 世の中ウオッチング

世の中ウオッチング

世の中のチョット気になる出来事を観察してシニアから一言。面白い、楽しい事ばかりでなく、「問題だね、おかしくない?」も拾い上げて行きます。
 ノンシャランに、お気楽に が基本です。

 昨今、報じられている福岡の女性刺殺事件、痛ましい限りです。

こんな危なっかしい男性と恋仲になった女性も年齢の割に分別が足りなかった。いや気づくのが遅すぎた。 男女の仲とはそういうものでしょうか。

 相談を受けた警察は「つきまとい行為を封じる禁止命令」を男性に伝え、女性にも「緊急通報装置」を貸与したとのこと。法の規定通り対処したので、人手不足もありこれ以上の対処はできなかった と言う趣旨の説明をしているようです。

 でも実際には犯行が起き、女性は死亡。つまり警察は犯行を予防できなかった、無力だったのです。こんな有様では、これからストーカー問題を警察に相談しても無駄という風潮になり、警察に対する信頼も失墜するのではないでしょうか。

 もし、これが「身内からの相談だったら」という思いでもっと真剣に、一歩踏み込んで行動してくれていたら、別の結果になったのではと思われて仕方ありません。

 別件で、狛江市の老婆殺人事件にも唖然とします。犯行当日の午後2時45分に千葉県警から警視庁にこのお宅が泥棒に狙われる危険があると通報があった由。そして実際に現場で拘束され死亡していた90歳の女性を発見したのが午後5寺20分。この間2時間35分が経過しています。迅速な対応、それとも遅すぎた。通信・交通網の発達した大都市では時間の空費に思えます。管轄が異なるとはいえ、このモタモタ振りはどうしたことでしょう。

 安部元総理暗殺事件の間抜けな警護といい、世界に誇ったはずの日本の警察の能力低下が疑われます。

 「犯行が起きてから動くのが警察」と一般に言われているようです。この風評を一掃するためにも、事件予防に「自分事」ととして頑張って欲しいです。

 警察小説では刑事の奮闘振りがよく描かれます。実際の警察現場も「そうであろう」と思いたいです。