先日、You Tubeを見ていた最中、パソコン画面が一瞬にして虹色の画面に変わってしまいました。ダウンです。かねてメモしていた「リリーズしたときの対応」をあれこれ試してみましたが効果なし。
慌てて近所の大型電気販売店のPC修理コーナーに持ち込みました。担当者がチェックした後やおら、「駄目ですね、壊れています」の返事。
小生が「データを復元できませんか?」と問うと、「データが取り出せるかどうかの確認に1万○千円、データを復元するのに更に4万○千円」というではありませんか。
データのバックアップの大事さは承知していたが、面倒でもありカバーし切れていない。
筆王の住所録、iTunes、いくつかの研究会の記録や資料、原稿等など。
とはいえ、データ復元にかける費用も馬鹿にならない。”ガーン”です。
困ったときの友達頼み。同じ団地の住民でIBM・ソフトバンクに勤務していた情報機器に強い友人に相談したら、「あの店のレベルは高くありません。なんとかやってみましょう,PCを預からせて下さい」。
数日後、抜き出したデータをSSD(大記憶容量のメモリー)に入れて渡してくれました。ところが開いてみると1~2のファイルを除いて「このファイルは空です」という表示ばかり、がっかりです。
何が不具合の原因なのかわからないまま、期間をおいて再度無理なお願い。友人はいやな顔もせず、持ち込んだパソコンを彼の部屋で分解操作するのに立ち会うことになりました。
パソコンの裏側のカバーを外し、記憶装置の部分を取り出し、彼が準備していた別のパソコンにはめ込みました。起動してしばらくの緊張。
なんとデスプレイ上にドキュメントデータのファイルがそっくり再現表示されているではありませんか。驚きの一瞬です。
彼曰く、「他人のパソコンのデータを私が勝手に覗く事はできませんからね。あなた自身で必要なデータファイルをピックアップしてUSBに取り込んで下さい」「情報技術専門家といえども、ペーパードライバーのような人もいます。実際に現場で機器に触ることも必要です」。
一々ごもっともな意見、そして最大の感謝しかありません。
これから、自宅の新しいパソコンにデータ移管の取り組みです。パソコンのOSがウインドウズ10から11にバージョンアップし戸惑う事も多いのが現実です。元富士通の友人にぼやいたら「いや、たいした違いはありません」と事もなげに一蹴されました。
デジタル技術に置いていかれつつあることを自覚せざるを得ません。