山田先輩のお店「いさ美庵」へ、
家族で伺うことにした。
新妻と子供たちを先に行かせて、お店で待ち合わせ。
「小生の分も適当に注文しておいて。」
とお願いしたから、到着するなりランチセットが出てきてくれた。
新妻が選んだのが、案の定「天丼セット」。
そうなると、小生はきっと「かつ丼セット」と思ったのに、
変化球を投げて「ねぎ豚丼」が出てきた。
そう来たか!
まあね、と新妻。
こんな小さなやり取りが、楽しい。
愛娘は、小分けしたねぎ豚丼を食べ終えると
お茶用のコースターをパンに見立てて、
よだれダラダラで口に頬張っている。
眠っていた下の子は、
目を覚ましてギャーギャーと騒がしい。
人さまのお店をお騒がせしたので、
先輩には内緒で、こっそりとお店を出ようとしたら
レジの所に立っているじゃない。
「よーっ!石橋んところは、
随分と儲かっているみたいじゃな~い!」
あー、バレていたか。
でも、儲かってなんかいないやい。
ねぎ豚丼を子供に食べられ、
小生はそば湯で空腹を紛らわしている。
ちっとも、儲かってなんかいないやい。
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