ちょっと辛いものを食べただけで
お尻がいたくなる。
かといって、辛いものから逃げ回るのは、
侍としてはいささか気が引けるので、
お尻を労わるウォシュレットを購入した。
しかし、買ったはいいが
取り付けが出来ない。
ヤマダ電機クルーの
「簡単に出来ますよ。」
の一言で決断した大きな買物だったのに、
結局は電気屋さんに依頼して、
設置まで三週間の時間を要した。
電気屋さんを呼んだ事で、
二回分の飲み代がパアになったのも、
お尻以上に痛い出費であった。
ウォシュレットなんか、
金持ちか高級レストランだけのシステムと決めつけていたが、
いざ取り付けてもらうと
非常にリッチな気分だ。
一発目のウォシュレットは慎重に。
めちゃくちゃ冷たい水が出で来て
全身が凍り付いた。
二度目も、三度目も、
強烈な勢いの冷水が大事な部分にさく裂。
逆華厳の滝かっっ!
ちっともリッチな気分にゃならねぇぞ!
「新妻よ、悪いが温水設定をしておいてくれないか。」
仕事が忙しいフリをして、
自宅を後にした。
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