
幼い頃から、
実家で母が、
おばあちゃんの家でも、
日曜の午後には、
必ずチャンネルを合わせていた番組。
その番組の、
書類審査に通り、
予選会に参加し、
翌日の最終審査に残り、
築地にある
東京朝日新聞のビルのエレベーターで、
「あとは、収録日をどうするかです」と、ほぼ内定をいただいたのが、
10年前の8月、お盆前。
そして、収録があったのが、
同月の30日。
放送が9月25日、
最後の日曜で、そう10年後の9月最後の日曜が今日なんです。
そこから、怒涛の如く、色んなコトが起こった。
まぁ、SNSで発信を続けていたので、
ネット上でなら、私たち夫婦を『新婚さんカップル』と言っていただけるのは分かるのですが、
実生活でも、色んな方にお声掛けいただきました。
出演するために応募したので、
実際そうなって嬉しいのですが、
こんなにも影響力があるのかと、驚きました。
お世辞にも、簡単に出られる番組ではありません。
「書類送ったけど、そこまでだったから、出演なんて、すごい」
「私も予選会に行きました」等、
本当に多くのお言葉をいただきました。
■最初に出演出来るかもと思ったのは…
正直な話をすると、
『予選会に参加します!』とSNSに投稿した時点で、
「ぜったい観ます!」とか「文枝さん、転がしてね!」とコメントをいただいていたので、
予選会に行くと言ってるだけなのに、
こんな反応があるのかと驚き。
(もちろん、予選会に文枝師匠はいません)
もしかして、私たち夫婦、可能性あるかも?!
なんて思っていたのですが、
いざ、予選会に行ったら、
一緒に参加された数組が
面白い夫婦ばかり。
完全に負け戦で、
「『良い記念』になったね」と、
帰りは、奥様のディズニーランド、合羽橋に買物に行きました。
その帰り道、「最終審査にお越し下さい」と連絡が。
翌日の最終審査は、個別面接。
すると、スタッフの方々が、奥様に大注目して下さいました。
そして、先に述べたエレベーター前でのお言葉に。
収録日決定をSNSで投稿すると、溢れんばかりのリアクションが。
「最近観てなかったけど、ぜったい観ます!」
「いつ、いつ放送?!」
いやいや、収録もこれから…。
■感動と絶望…
そして、8月29日、いざ、大阪へ。
交通費・ホテル代は番組支給。
ホテルは、収録のある放送局の目の前。
プロ野球、ジャイアンツの常宿。
収録日30日、朝のホテルフロントに、2本撮りのため、私たち含め4夫婦が集結。
いざ、テレビ局。
そして、ここでも落胆。
もう、他の三夫婦のエピソードが凄すぎる。
予選会でも、収録日でも、奥様と話しました。
「うちの夫婦が、一番エピソード弱い…」
本当に、そう思いました。
だって、面白いんですよ、他のご夫婦。
今は、桂文枝師匠、山瀬まみさんから、司会が変わり、
番組も一夫婦のみの出演となりましたが、
私たちの頃は、
それまでの定番、2夫婦での放送。
なんと、1夫婦に30分収録時間、それを編集して放送は10分ほどになっていました。
収録前、一度だけリハーサルがあり、その時は、まだ司会のお二人はいません。
楽屋で、1本目の収録中のステージをテレビの画面越し眺めて、
諦めましたね。
妊娠を高校の先生にバレないように卒業までした若い夫婦。
お母様のお葬式から1ヶ月後に、予選会参加の封筒が届いたご夫婦(生前にお母様が応募していた)。
お母様のお写真が、夫婦の間から登場した時、泣いてました。
感動と絶望、
「ダメだ、自分たち普通過ぎる…」
そんな思いで
望んだ、私たち夫婦の回の収録でした。
「テレビに映っただけで、良しとしよう!」
と開き直って、一組目のご夫婦の収録中、
袖で座っていたら、
予選会で、私たちを選んで下さったプロデューサーさんが
こうおっしゃいました。
「この番組は、私たち制作陣と文枝の勝負なんです。
私たちが選んだご夫婦で
制作陣の感性と文枝の笑い、どちらが勝つか」と。
そして、こう続けられました。
「今日は、
寺島さん夫婦をおおとりにした、勝負なんです!」
おいおい、当時でも70歳を過ぎた文枝師匠に、
90分のトークやその他の収録を含め、もう2時間近く経過しています。
「打ち合わせ通りで、
いけますよ!」
もちろんお世辞なのは分かっていますが、
そう言われたのを昨日のコトのように覚えています。
そして、私たち夫婦の出番となりました。
■文枝師匠以外で、最後に、あの椅子に座った男…
ありがたいコトに、
私たち夫婦のエピソードは、3年後にも総集編で使っていただきました。
私たちは、周囲から、
しばらくの間、代名詞として、「新婚さん夫婦」と言っていただけました。
10年が経ってみると、
なんて幸せな時間を過ごせたのかと、実感します。
10年一昔、
今となっては、シフォンケーキの夫婦で覚えていただいていますが、
私たち夫婦の大切な思い出です。
「何がなんでも、文枝師匠を転がすぞ!」と挑んだ本番、
見事に椅子から落ちる瞬間、
奥様の手を握りながら、『よっし!!!』とガッツポーズしてしまいました。
しっかり放送されました…。
収録時間は、サッカーの一試合分の90分も経過した後にも関わらず、
文枝師匠が上手下手と動き回っていただき、
私は、なんと、師匠の椅子に座りました。
その後、文枝師匠が司会を降りるまで、欠かさず、新婚さんを観ましたが、
あの椅子に座ったのは、師匠だけでした。
私は、新婚さんの夫婦で、最後に文枝の椅子に座った夫になったのです!
放送日数日前から、SNS上で、とても盛り上がっていただき、
『お祭りが起きてる!』と実感しました。
いつもご覧頂き、感謝していますm(__)m
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